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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲレビュー「ファントム」

暗黒街で相次いで発生したマフィア幹部暗殺事件。その影で囁かれる謎の組織"インフェルノ"と、組織最強の暗殺者である"ファントム"の噂…
一人旅でアメリカを訪れた主人公の少年は、ある事件で偶然にもファントムに遭遇。その正体は自分と歳が変わらない少女だった!? それまでの記憶を消され、ファントムのもとで数々の暗殺術を学ぶうちに、いつしか主人公は組織最高の暗殺者にまで成長していく。陰謀が渦巻く、凶暴で無法な世界に芽生える純愛の行方は何処へ…
というわけで、虚淵玄氏の代表作ファントム
個性的な登場人物、そして名台詞のオンパレード
熱い展開なのに、どこまでも冷え切っている世界
そんなハードボイルドな魅力たっぷりの名作です
この作品の見所は、何も知らなかった観光客の青年が事件に巻き込まれ、組織の暗殺者となっていくという過酷な運命に振り回されながらも、大切な誰かの為に運命に抗い続けるという物語にあります
自分が一番人生を狂わされたにも関わらず、自分よりも他者の為に力を尽くし苦悩する主人公のツヴァイは良主人公の鏡だと思います
陰惨な物語であるはずなのに、後味も悪くなく
余韻の残る良い作品と言えるでしょう
最後に作中の名台詞を一つ
「もう、神に祈る言葉など必要ない。
 だが、悪魔に祈る言葉なら・・・!
 あいつを地獄の業火に叩き込むために
 サタンよ、この銃弾に必中の御加護を
 一撃必殺の祝福を・・・・!」