そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲレビュー「パティシエなにゃんこ」

主人公 矢口翔一は 父親との確執から実家の 屋を出ていたが
父親が入院したと聞いてケーキ屋ひよこ館 を助けるために帰ってきた
ところがその矢先 些細な誤解から猫魔法使いのミオに魔法をかけられてしまう
この魔法により 翔一は夜になると猫に変身してしまう体質になる
しかも猫化のことが他人にばれるともう人間に戻れなくなるとか…
というわけで「パティシエなにゃんこ」です
これ本当に癒やしの力が凄いです
どんな物語?って聞かれたら「イイ話」って答えるのが自然なくらいに非常に丁寧に作られた、終わったあと心が温かくなるような作品ですね
突飛な設定なのにどこか地に足が着いた雰囲気が漂ってるあたりも非常に高印象です
タイトル通りパティシエの事もしっかり書かれていて、ケーキの種類から紅茶の淹れ方まで、やっていて非常に食べたくなりました。
主人公の嫌味のない爽やかな性格も作品を引き立てるのに一役買ってます
特に冬華√はシナリオ、キャラ共にお気に入りでした
冬華は未だに海原エレナさんのキャラでは一番好きです
「STEEL」「ヴェドゴニア」と暗めな作品を続いてプレイしていた俺の心を癒やしてくれたこの作品ですが
正直何故こんなにも感動してしまったのかが、未だによく分かりません。今までに「泣ける作品」も数多くプレイしてきましたが、ただイイ話なだけの筈のこの作品も他に負けない不思議と感動してしまいました。
きっと個人的にこんな自然な物語が好みなのかもしれませんね
あと、この作品プレイするとケーキが食いたくなります
クリスマスにオススメな一作ですね
ちなみにクリスマスに温かい気持ちになりたい人は本作を
暗い気持ちになりたい人には「天使のいない12月」がオススメです