そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲレビュー「SEVEN BRIDGE」

超えてゆけ 超えてゆけ
黒の切符を手にしたものは 黒い列車に乗ってゆけ
七つの橋のその向こう 旅の終わりのその先に、
みはてぬのぞみがあらわれる

というわけで今日はライアーソフトの SEVEN BRIDGE
一言で言うと列車旅行AVG
どんな物語かと言うと
「“黒の切符”を手にした者は、黒い列車に乗り旅立つさだめ。
向かう先は、夜のとばりに閉ざされたヨーロッパ。
列車の名は“プレステ=ジョアン”。
七つの橋を越えて終着駅にたどりついたなら、かならずや望みがかなう」
という感じからわかるように凄くファンタジーな物語です
というかこれ世界観と相まって雰囲気の良さが尋常じゃない
ファンタジーでありながらスチームパンクっぽかったり、妙に近代っぽかったり、魔術が出て来たりと本当に面白い世界観だと思います
この辺りは流石は星空めてお と言った所か
演出、BGMは特に凝ってまして、表示されるテキストと流れる音声が違う演出は非常に面白かったですね
ニトロ作品のような燃えゲーや考察系、哲学系の作品とはまた違った好みが分かれる作品の世界ってのをこれで初めて知りました
GJライアーソフト
そんな、考えるな感じるんだ
と言った感じの雰囲気を楽しめてナンボの作品でしたね
最後に音楽の話ですが
『Elements Garden』が関わった作品はどれも音楽のレベルは高いのですが、これはその中でも最高峰だと俺は思ってます
Ritaさんが歌うED曲 「inliyor」もEDムービーと相まって素晴らしいです
まぁ、ここまで誉めておいて何ですが
この作品、決定的なダメな点が一つだけあるんですよねぇ…
それは最後までプレイした人はみんな思う筈です