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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲレビュー「こなたより、かなたまで」

「在りたいように在る、ということはとても難しい。」
天涯孤独の身である主人公、遥 彼方は、その事にめげる事無く学園に通い良い友人らに囲まれたごく普通の学園生活を過ごしていた。
しかし、その彼に思ってもいない事実が圧し掛かる。
末期癌により余命幾何も無い事が告知されたのだ
もう、延命措置のみしかできない…驚愕し混乱するものの、何とか心の平穏を取り戻した彼方はある決断を下す。――それは可能な限りこの日常を守ろうというものだった。
時が過ぎ、命を削り続ける彼方はある日、吸血鬼の少女クリスと運命の出会いを果たす。
今をどう生きるのか、そして何を成し遂げるのか?
本来起こらないはずの出逢い、そして共有される時。
相反する性質を抱えた2人が、ほんの一時寄り添って歩む。
これはそんなささやかな物語。
というわけで こなたよりかなたまで です
これは凄く好きな作品です
こなたよりかなたまで
非常に個性的な題名です
それでいて響きが美しく、それが意味する所は『永遠』
非常に味のある作品です
病に侵され余命宣告をされた死を目前とした彼方と、吸血鬼の生き残りで永遠の命を有したクリス
この生と死という対極に身を置く二人の織りなすドラマにいたく感動しました
完全にやられてしまいましたね
これは彼方の死生観の物語
この主人公の死生観を受け付けられない人には少し合わないかもしれません
それくらい主人公が個性的でして、一言で言うなら
「愚か者ではあるがとてつもなく格好良い」
そんなキャラでした。
余命あと僅かと考えた時の彼のストイック過ぎる鉄の意志はとても見事で格好良いです。
周りに対して自己犠牲を貫き通した姿は見事としか言いようがなく、それでいてとても愚かだった思います
作中に泣き所が多く、I'veの秀逸なBGMも手伝って、目からたくさん汁を零してしまった本作
KOTOKOさんの名曲Imaginary affairとOPのマッチ具合も素晴らしいの一言でした
あと、ヒロインのクリスが可愛すぎです
クリスかわいいよクリス
未だにエロゲヒロインではトップクラスに好きだったりします
健速氏はヒロインの魅力を引き出すのにシナリオを非常に上手く使いますね