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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲレビュー「世界ノ全テ」

8年ぶりに帰ってきたこの地は、まるで異国のような情緒を感じさせた。
御室学園に転校してきた主人公「浩」は、かつての旧友達と謎めいた雰囲気 を持つ少女「智子」と出会う。
繰り返される日常の中で強まる絆は、彼らを非日常の世界へと疾走させた。
あの冬……彼らは傷つきながらも、何を得、そして何を失ったのか。
痛々しいまでにぶつかり合う感情と、切ない恋模様…
そして誰もが”あの頃” を思い返す。
大切な時間……大切な人……大切な想い……
その世界は決して広大なものではなく……狭く、未熟なものだった。
というわけで たまソフトの傑作「世界ノ全テ
これは青く、鬱屈しつつもかけがえのない青春を描いているのが印象的な作品です
若さの生み出す繊細な心理描写が素晴らしいですね
学園モノでありながらエロゲーに良くありがちな過度のおふざけ要素や笑いがほとんどない硬派な作りも作品としてなかなか良かったです
ストーリーのメインはヒロインとの恋愛にあるんですが
この物語の真価はやっぱり仲間達との友情だと思います
若さ故の純粋な衝動など心を打つものがたくさんありました
こういう友情に厚い連中は大好きです
仲間との友情、恋愛を描いた青春ラブストーリーといえますね
仲間との絆の大切さを感じさせてくれる作品です
どことなく生々しさを感じる恋、友情
そういった少年達の真っ直ぐな想い
そんな要素が詰まった学生時代のほんの小さな世界が舞台の儚くも切ない物語
ストーリーの山場がクリスマスにかけてあるのでクリスマスシーズンにオススメと言えるでしょう
あと、細井聡司さんが手掛けた音楽のクオリティが素晴らしい
ボーカル曲の多さと質の高さには正直感嘆させられました

ちなみに一つ面白いポイントなんですが、本作は舞台設定上、キャラクター達が皆関西弁で喋ります