読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲコラム「復讐するは我にあり」

前回、ゴアスクリーミングショウのレビューを書いていて何となく復讐について考えが及んだので、それに関しての雑文を少々
現実に復讐に縁がある人なんてまずいないとは思いますが、物語のネタとして復讐という物は比較的ポピュラーですね
ちなみにどこぞの惑星だと仇討ちは三日以内に行わないといけないそうな
まぁ、それはさておき
気づいたんですが、ゴアに置けるユカと由規の関係ってG線上の魔王に置けるハルと魔王の関係と良く似てるんですよね
自らの感情の赴くまま相手の大切な人を殺めたユカと魔王
自らは全く関係のない事情で大切な人を殺され復讐を誓う由規とハル
ユカも魔王も悪なんだけど全面的には非難し辛い事情を抱えている辺りも似通ってますね
さて、復讐とは一体誰の為の物なのでしょう
ゴアの作中で復讐の為にユカを殺そうとする由規に主人公は言います
「あんただってユカに殺された訳じゃないだろ」
それはそうだ
殺されたのはあくまで奥さんですから
これを言われた由規は言葉に詰まるんです
何故なら、自分は死者に変わり復讐を代行しているに過ぎない事を気づかされたから
主人公達との前後のやり取りのせいもあって、心優しい妻はひょっとしたら自分が復讐の為に道を踏み外す事を望んでないかもしれないという事に考えが及んだからに他ならないんですよね
これは本当に訳がわからなくなります
考えてみて下さい
復讐に燃える貴方に死んだ人間から
「復讐なんて意味は無い、止めてくれ」
って言伝があったとします
まぁ、素直に納得できる訳がありませんね

だからって、それを完全に無視しちゃうと復讐の意義が根本から揺らいじゃうわけです
復讐ってのは死者の為の物ですから
お前は誰の為に復讐しようとしてるのか?って事になります
それに良く言われますし、ゴアでも語られるんですが
復讐ってのはキリがない
由規がユカを殺してしまうと、残された主人公は過去の由規と全く同じ立場になってしまう
この場合、由規が主人公にとって復讐の対象になるんです
復讐の連鎖って奴ですか
この手の問いは本当に難しい
その点、装甲悪鬼村正で語られる
復讐を遂げた者が、別の誰かに復讐される事こそ一つの正義の証明である
という復讐論は凄く尖ってますけど、潔ぎよくもあって好きだったりします
人を呪わば穴二つ
それが事実なんだとしても、どう受けとめるかは人それぞれなんでしょう