そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

コラム「雨に詠う妄言」

「人生に必要なのは勇気と想像力と、そして少々のお金である」
(チャールズ・チャップリン)
勇気は、とても誇る程の物は持っていない
お金は、本当に少々しかない
だが、想像力だけなら溢れんばかりである
例えばそう、今これを書いている時、外では通り雨が勢い良く降っている
さて、想像力を働かせてみよう
ここで俺が通り雨からイメージするのは
帰宅しようとして突然の雨に出くわすというポピュラーな状況だ
ところでこういった時、側に女の子がいるのはエロゲヲタ的に当然だとして、女の子に傘を貸すのと借りるのはどちらが良いだろうか
女の子に自分の傘を貸して、雨の中をずぶ濡れになりながら走って帰るという、となりのト〇ロ的な王道展開も悪くないが、女の子に傘を借りるという展開もまた捨てがたい
無論、この場合は相合い傘だろう
それ以外は認められない
ツンデレ娘(CV青山ゆかり)に
「ほ、ほら、隣り空けてあげるから入りなさいよ
いくらアンタがバカだからって雨に濡れたら風邪ぐらいひくかもしれないでしょ…」
的な事を言われたりしよう物ならもう堪らない
いや、無口な先輩(CV雛見風香、或いは井村屋ほのか)に自分と相合い傘をするよう無言で促されるシチュエーションもまた魅力的か
個人的な嗜好としては、ツンデレ娘と相合い傘をするものの、互いに気恥ずかしさから思わず間を空けてしまうような甘酸っぱさに溢れる展開なんかは最高だと思う
ちなみに、無口な先輩の場合は無言でべったりとくっついてくるのに対し
「先輩…もう少し間を空けませんか…」
的な反応を返すのにロマンを感じる
更に想像力を働かせてみると、弟にだだ甘な姉ちゃん(CVまきいづみ)が最初から相合い傘をする気満々で傘を敢えて一本だけ持って来てくれるようなシチュエーションも悪くない
或いは、傘が無くて困っているロリッ娘(CV夏野こおり)に一本しかない傘をプレゼントして颯爽と立ち去った数日後に、傘を返そうと宛もなくウロウロしているロリッ娘と再会するというLO的なシチュエーションも変態紳士にしてみればロマンだ
いや、これがロリッ娘ではなく、傘が無くて立ち往生しているお嬢様だったら、後日傘を返しに来た際にはまた別のドラマが待ち受けているに違いない
全く、我ながら通り雨一つからよくもここまで想像が膨らむものだ
しかし、このような想像力でもチャップリンが言うからには人生に必要なのだろう
それにしてもあわれな狂文です。