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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

コラム「世界観と雰囲気のハナシ」

「世界観がイイ」
俺が先日、赫炎のインガノックのレビューを書いた際に用いた言葉だ
この「世界観の良さ」というのは設定が面白いというよりも、世界観が醸し出す雰囲気が素晴らしいという意味を指している、エロゲに限らずこれがシナリオ以上に作品の魅力に貢献している事例が決して少なくない事に最近気づいた
シナリオ以上に世界観で魅せる
これは上手くやれば、大変な爆発力を持つ
描きだすのが非日常の異世界的な世界観だったりすると尚更効果的だ
エロゲというかビジュアルノベルなんかは、これをやるのに非常にコストパフォーマンスに優れた媒体で、テキストに音楽や絵を組み合わせるだけで小説では脳内でイメージするしかなかった世界がちゃんと目の前に構築される(勿論、優秀なスタッフがいてこそ秀逸な世界観を演出出来るのだが)
活字のイメージを崩さずに組み合わせ可能なVNの各種演出効果は、本職の小説家にさえズルいと言われるぐらいだ
また、漫画では金銭的コストはかからない分画力に頼るしかない為、世界観で魅せるには相当なセンスを要求される
これは容易では無いが、現実として、これをやってしまう凄まじい画力を持つ作者が存在するのも事実で、この辺は感嘆するしかない
逆にアニメだと、演出として可能な事が多すぎて、中途半端な力の入れ方だとチャチになってしまうのが難しい所だ(全力で取り組んだ場合は凄まじい域に達するが)
この辺は、コストの関係もあってかTV放送のアニメよりも劇場版アニメの方が力が入ってたりする
具体的に言うと、劇場版攻殻機動隊とTV版を比べるとわかりやすい
イノセンスも含めた劇場版攻殻機動隊は、あれぞ世界観で魅せる作品だと思っている
ジャパニメーションの金字塔と言われるAKIRAジブリ作品なんかも世界観で魅せるタイプの作品で、この手の作品は、単純に物語が良い作品よりも強いインパクトが残り易いのでは無いだろうか
少し前に流行った実写版三丁目の夕日なんかも物語以上に丁寧に作り上げた昭和の世界観こそが評価されていた気がする
また、洋画にも目を向けると世界観を演出する事に凄まじく力が入った作品がゴロゴロしている
スターウォーズブレードランナーマトリックス、マッドマックス等々この辺は、どう考えても物語より世界観が愛されている作品だ
以上、そんなこんなで、世界観が醸し出す雰囲気を演出する事に拘る
そんな作品の魅せ方の話でした