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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

雑記、レビュー「最近読んだ本のレビュー」

最近読んだ本のレビューを少々
僕はイーグル/夏見正隆
二巻まで読了。イーグルドライバー、つまりは自衛隊所属のF15パイロット達を描いた航空アクション群像劇
主人公の一人であり、パイロットになる事だけを夢見て生きてきた風谷が昔の彼女の結婚式を見送りながら、ウイングマーク(訓練の修了を示すバッヂ)を握りしめながら心中で呟く
「俺にはもう、これしかない」
という言葉が激しく胸に響きました
・AURA〜魔竜院光牙最後の闘い/田中ロミオ
厨二病というよりも邪気眼を題材にした物語
どこか生きづらさが滲み出る世界観は、家計やC†C辺りのロミオ作品に通ずる所がありますね
猫目石/栗本薫
栗本薫氏が手掛けたミステリー小説
ミステリーとしては、そこそこでしたが、ドラマとしては中々秀逸
これは、ただ精一杯好き勝手に生きようとした少女の物語
「勝ち敗けなど、彼女にとって重要なことではなかったのだ。彼女はただ、自分自身であることだけを望んでいた」
この一節が全てを表してます
・眠り姫/貴子潤一郎
ファンタジア大賞受賞者である貴子さんの短編集
表題作は主人公と代謝機能の異常が原因で睡眠障害に陥った女の子との切なくも綺麗な恋愛物語です
凄く丁寧な文章を掛かれる方で好印象を持ちました
・クリスクロス/高畑京一郎
仮想空間を舞台にしたサスペンス
作者の高畑さんは電撃大賞の選考委員をやられていましたね
飛び抜けた面白さのある作品ではないんですが、恐ろしく読みやすい一作です
確かな筆力を感じました
パイロットフィッシュ/大崎善生
終わった恋に、本当にサヨナラを告げるような凄く地味な系統の物語
だが、それがいい
世間一般的な感覚からすると十分満たされた人生を送っている筈なのに、どうしようもない程孤独を感じさせる主人公の姿に激しく共感を覚えました
まさに出会えて良かった一冊と言えます
本当に心の奥に染みました
早狩武志作品の恋愛部分が好きな人にはオススメですね
・BREAK/THROUGH(同人)/海燕
Something Orangeというブログを運営されてる海燕さんの評論系同人誌です
この人のブログに巡りあったのは、スワンソングに対する素晴らしい解説を目にしたのが切欠でした
自分もコラムを書いてるから解るんですが、こういう自分の考えてる事を文章に書き出すのは、まるで内臓をさらけ出すかのような行為だと言えます
非常に頷かされた一冊でした