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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

コラム「創作物への愛」

先日書いた蒼色輪廻という作品のレビューの中で、主人公が口にするインパクトの強い台詞をいくつか挙げたが、そこに書かなかった台詞の中にネタ抜きで胸にガツンときた一言ある
それは彼が異世界に飛ばされた末に死地に赴く場面で口にするこの言葉だ
「たとえそれが幻だとしても…
今、目の前にある幻を愛する事、救う事は、決して悪い事じゃない
なぜなら、フィクションと割り切りながらも人は英雄になる事を望むのだ
活字の向こうに、スクリーンやディスプレイの向こうに…人は、愛し愛される事を望んで止まないのだ。
目の前にある絵空事たちが、一様に救われる事を望んでいる
僕はディスプレイ越しにそれを知り、彼等を救わんと望む。
この際、手にしているものはゲームパッドでもマウスでもクレイモアでも、何でも良い
夢でも現実でも嘘でも絵空事でも、目の前で行われている事に対し真剣になれない奴はバカだ!
バカだっ!!」
物語にとり憑かれた一人の人間として、この言葉を素晴らしいと思う
たとえ虚構だろうとそれに真剣に向き合うことは決して悪いことではない
彼はそう告げている
「たかだか、童話だ…たかだか、物語だ…
だが、その物語は世界で起こる、どんな現実より
世界で起こる、どんな事より
大切な事だってある…」(「モエかん」より抜粋)
たかが創作物
たかが非現実の出来事
だが、それが現実より価値がないなどと決めつけることは出来ない
少なくともそれらを愛して止まない我々だけは絶対に決めつけてはいけないと思う
現に俺自身、今現在の思考や思想、人格に至るまで創作物から多大な影響を受けている
だが、そのことを恥じるつもりは毛頭ない
むしろ、それほどまでに創作物を愛することが出来た自分を誇らしくさえ思える
さて、最後は湾岸ミッドナイトの名台詞を一つ書いて終わろう
よければ、文中に登場する車や機械、チューニングといった用語をアニメでもラノベでもいいから自分の好きな言葉に置き換えて読んで頂きたい
「車にハマってチューニングにハマって
金いっぱい使って命も結構すり減らしてさ
で、歳くってポンとふり返った時、やっぱ心から楽しかったと思いたいワケよ
人生ってホラ、いろいろあるだろ
結構キツイ時とか…
そうゆう時助けられたり救われたりしたらいいよな
たかがホラ、クルマだけどさ
金もかけて命もかけているからこそ
そうゆう会話が見えるまで知ってほしいのよ
クルマという機械を」