そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

雑記、私事「春、四月いろいろ」

気がつくと、いつの間にか暦の表記が卯月から皐月へ変ろうとしている今日この頃。
何気に今月に入ってからまともな書き込みをするのはこれが初めてだったりします。
それというのも少々お仕事のほうが立て込んでまして、なかなか落ち着いた時間がとれなかったんです。
まぁ、簡単に言うと、事業所の整理に伴うリストラが断行されまして、僕のかっての直属の上司、そして後輩がその対象になっちゃったんですよね。
こりゃイカン、というわけで僕が自分から首を差し出したんですが、どうにも聞き入れてもらえず、こちらとしては上層部に大変な不満を抱えながら今も仕事をしとるわけです。
会議の場で「どうせなら僕の首を切ってくださいよ」と言い放った僕のパフォーマンスは一体何だったんでしょうね。


……おっと、いけません。ついつい愚痴っぽくなってしまいやした。
これじゃ酒がまずくなってしまいます。
すまないねマスター、仕事の話はここには持ち込まないって約束だったのに付き合わせてしまって。
お詫びと言っちゃあなんだが、一本ボトルを開けてくれないか。何かオススメはあるかい?
え、とっておきのがある?
ほう……これはトノイケ酒造の銘酒「雪さんの黄金水」じゃないか。こいつは確かにとびっきりだ。
この芳しい香りがたまらないねぇ。
どうれ、それじゃあマスター、こいつをちびちびやりながらもう少しだけ話に付き合ってもらおうか。
いやね、今月は面倒くさいことも多かったけど嬉しいこともあったのよ。
ついに、ついにだよ、僕の家にネットが開通したのさ。
マスターは知っているかわからないけど、僕の家ってのは結構な田舎にあってね、いままでずっとオフライン環境だったのさ。
アクチの認証は携帯で、パッチのDLはネカフェでやりくりしてきたんだけど、ネカフェが一年以上も前につぶれやがってね。この一年間は完全にオフライン環境だっただけに、この喜びはひとしおだよ。
ほら、マスター、あんたも一杯やってくれ。そいつは僕の奢りだ。
いやあ、嬉しいったらないよ。実を言うとこれもPCで書いているんだ。夢が広がるねえ。
それにしても我が故郷はひどい田舎でさ、僕と同世代の人間で薪で沸かす風呂に入ってた奴なんか全国に数えるほどしかいないんじゃないのかね。それも二一世紀の頭までそんなローテクを使ってたなんて驚きだろ。
ん? それは田舎がどうとか以前におまえの家が貧しかっただけだろって?
アッハッハッハッ、 そりゃその通りだ。確かにそんな暮らしをおくっていたのはあの田舎でだって僕んちくらいなもんだったさ。まあ、今となっては全て良い思い出だけどね。
おっと、話が逸れてしまった。ええと、なんの話をしてたんだっけ?
そうそう、僕が先日、ショコラパウンドケーキを焼いた話だ。
あれは良い出来だったよ、近年まれにみる傑作だ。
マスター、見てくれ、こいつがそうだ。

いかんせん写真写りが悪いのが難点だけど味はそう悪くはなかったんだぜ。
ああ、そういえば、仕事の話が途中だったね。
まあ、自分から首を差し出したってことは辞めるつもりだった、ってことさ。
なんだい、マスター? 何か言いたそうだな。
ああ、この不景気にせっかくの仕事を辞めて何をするのつもりなのかって?
おっと、そりゃあここではまだ明かさないよ。それはまた別の話さ。
ただ、とんでもない馬鹿をやるつもりだ、とだけ言っておこう。
「馬鹿というのは馬鹿なことをするから馬鹿なんだよ」
僕の好きな映画に、こんな台詞があってね。これを地でいこうと思うのさ。まあ、その映画の主人公みたいにエビ捕り船に乗ろうとは思わないが。
さて、色々長くなってしまったけど今日はこの辺にしておくよ。
それじゃあ、マスター、また。