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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

雑記、私事「七月のぼく」&ヘッポコ創作コラム「その食材は、おまえにはまだ早い」

 皆様ごきげんよう、いかがお過ごしでしょうか。ぼくはとりあえず元気です。
 今日はもう7月30日ですので、なんだかんだでぼくが仕事を辞めてから1ヶ月がすぎようとしているところですね。ちなみに退職金は、まだ振り込まれていません。
 現在ぼくは、本番用の作品のプロットを書くために資料の整理にいそしんでます。少しだけ専門的なネタを扱った作品ですので、頭のなかの知識だけでなく、図書館で本を借りてきたり、押し入れにしまいこんでいた蔵書を引っ張りだしたりなど、まぁ、色々と下準備的な作業に追われているわけですね。
 もともと、学校に入学したとでも思って、二、三年はモノ書きに本腰をいれて取り組むつもりでして、その合間に適当にバイトでも入れて私財の消費をできるだけ軽減する頭だったんですが、思いのほか貯蓄があるのと、自分にとってのスタートラインとなる作品ぐらいはきっちり仕上げたいとの思いから、この一作を書き上げるまではかかりっきりでやってみようと考えてます。
 今回ぼくが書こうとしてる作品。コンセプトは、「人生のゴールライン
 人生にとって、いったい何がゴールとなり得るのか。そんな、決して軽くはないネタをぼくなりのアプローチで描いてみようと思います。
 正直言って、あまり萌えません。ぼくが温めているネタのなかでも、もっとも勝率低めな一作です。受け入れてくれそうな賞もおのずと限られてくることでしょう。
 そして何よりも、ぼくのような駆け出しのワナビにとっては、少々手に余るネタな気がしなくもありません。ですが、自分の実力を見極める意味でも、あえてこのネタに挑んでみようとぼくは思うわけです。
 そういうわけで、ここから少しだけコラムです。テーマは、ネタの取り扱いについてとでも言っておきましょうか。


コラム「その食材は、おまえにはまだ早い」

 唐突であるが久々のコラムである。駆け出し新米ワナビのつたないヘッポコ創作論をしばし語らせてもらおう。
 先刻ぼくは手に余るネタうんたんの話をしたが、モノ書きにとってこれはきわめて大事な問題であると考える。
 わかりやすく言うと、そのネタが本当に自分に扱いきれるネタなのか吟味しなければならないということだ。
 例えば、10代そこそこの人間が、人の孤独やら人の生きる目的なんていうものを描こうとするのはどう考えても荷が重い。このテーマを、狭い世界や自分の世代なりの考えに収めているうちはまだいいのかもしれないが、これを人全体にあてはめたような物語を書こうと言うのは無謀と言うほかない。
 しかし、モノ書きというのは、えてして志が高いものだから、本当は自分には扱いきれないにもかかわらず、その扱いきれないネタに手を出してしまいがちなのだ。
 言うなれば、高級食材を手に入れたにもかかわらず、ベストな調理法をしらないものだから、とりあえずフライパンで炙り塩コショウをまぶして食べてしまうようなものだ。
 別にこれが悪いとは言わないし、結果として、そこそこ美味い料理ができあがることだってあり得なくはないだろう。だが、こと創作においてはお粗末な料理にしかならないことが大半だとぼくは思う。
もちろん例外はいる。人生経験などまったく関係なしに人の孤独を見事に書ききってしまうモノ書きの天才や、若くして凄まじい人生経験を積んできた猛者。しかし、それらは本当にごくごく一部の選ばれた者なのだ。
 だから、ぼくのようなペラッペラの人間は、そもそも、その食材を手に余るモノとして諦めるか、あるいは、調理法に気を使うかしなければならない。
  フライパンの火ゴォー、塩コショウどばー、ハムッ ハフハフ、ハフッ!!
 ではなく、未熟者なりに細心の注意をはらった調理をしなければならないのである。
 つまりは、何か手に余るテーマを書きたくなったときなどは、いたずらにスケールを大きくせず、自分の想像力がちゃんとおよぶ範囲に収めるように尽力しなければならないのだ。
 あるいは、まだその題材は自分にはまだ早いと潔く割り切って、今の自分でなければ書けないモノに力を注ぐのもおおいにアリだろう。
 ぼく自身に言い聞かせるのならば、
「お前にはまだ黄昏流星群は無理だから、おとなしくボーイズビーを書け」
ということである。
 この創作論は受け取り方によっては、弱者の理論と見られても仕方がない弱腰なものだ。事実、ぼく自身のなかにさえ、こんな細かいことなど気にせずに自分の書きたいモノを好きなように書くべきではないかとの想いがある。
 だけどそれでいい、考え方は人それぞれ、人の数だけ理論は存在するのだから。
 だからぼくは、自分自身に言っておく。
「おまえに超科学ミステリーはまだ早ぇぇんだよ!!」