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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

レビュー、まとめ感想「2011年、総まとめ」

 時の流れってやつは本当に駆け足でして、気がつけば、もう今年も残すところわずかですよ奥さん。
 そんなわけで、今年読んだ諸々、観た諸々のなかで、特に印象に残ったものをジャンル問わず、総まとめ的にずらずらーっと書き殴って行こうと思います。
 すべてを書くのはさすがに骨が折れそうなので、あくまでも良かったものだけを抜粋してます。一言感想の後に書いてるのは作中で印象に残った文や台詞ですね。
 ちなみに今年は、クリエイトする側に回ったこともあってか、見識をひろげるため僕が偏愛するエロゲのプレイ数は少なめになってしまったのがちょいと残念ではありました。
 そんなわけでまあ、まったくもってジャンルにまとまりがありませんがご了承ください。

●エロゲ

潮風の消える海に
 
 早狩武志ファンを自称する僕としてはもっと前にやっておきたかった作品なんですが、DL販売のみというのがネックでプレイ出来なかったんですよ。ですが、今年ようやくネット環境が整ったので、恋ではなく に先駆けてプレイ。(肝心の恋ではなくをまだプレイしてないという体たらく……。プレ小説も特典小説もすべて手に入れたのに……)
 内容は、主人公をはじめとした、どこか行き場のない閉塞感を抱く若者達が、港に沈んでいるヨットを引き揚げて海にこぎ出すことを目指すという青春を色濃く感じさせる物語。
 世界ってのは大きいようでちっぽけで、だけどやっぱり意外と大きくて。そんなあやふやな不安のなかで嬉しいことがあったり叩きのめされたり。まあ、人生って上手くいかないよね。だけどそう悪いことばかりでもないよねっていうちょっとほろにが風味の作品でした。
 うん、実に僕好み。早狩作品では毎度のことですが、めんどくさい性格の人は共感しやすいんじゃないかなあ、と。
 あと、原画がぽよよんろっくさんで、ヒロインのCVがアグミオンとふーりんという組み合わせは何気に豪華。

「どんな関係が必要なのよ! 友達じゃダメなの? 進くんって、女の子とは恋愛しか考えられないの?」


・めばえ

 僕には持論がありまして、「ロリは突き詰めていけば、ヒロインと同様に主人公の年齢も下げなければならない」というものなのですが。本作をはじめ、メーカー発足当初からずっとロリゲーをリリースしてきた、たぬきソフトというメーカーが本作にてこの結論にいたったのは、なんだか持論が実証されたみたいで痛快です。姉ちゃんペロペロ。


●小説

パイロットフィッシュ/大崎善生
・孤独か、それに等しいもの/大崎善生

 本屋でたまたま手に取ったのがきっかけで、この作家さんを知ったんですが、大当たりでしたね。
 作風がもの凄くセンチメンタル。どこか深い部分に悲しい空気を秘めた恋愛物語といった具合でして、上記二作とも言葉に出来ない切なさが読んでて滲み出てきます。
 タフという言葉の真逆をいくような繊細さですね。
綺麗な文章を書く人ではあるんですが、自己主張が強い作風ではないので、文壇で語られるタイプの作家さんではないでしょう。ですが、僕はこの人好きです。

「みんな本当は悲しいんだ。どんなにうまくいってるように見える人だって、ちゃらちゃらすかして歩いてる人だって、誰もが埋められない隙間みたいなものをもって生きている」

「犬は人間の十分の一しか生きられないんです。だから、きっと喜びも悲しみも人間の十倍なんです」

「発車時刻はマルセイユの風に訊いてくれ」


・時の石/栗本薫

 一昨年に亡くなられた故栗本薫さんの短編集です。この人のことを知ったのも早狩さん絡みでしたね。
 表題となっている時の石という作品はSFマガジンに持ち込んだらボツにされたので、野生時代に持ち込んだ経緯があります。つまりは、SFっぽいけど、これはSFじゃないよ、と言われてしまったわけです。SF風味の何かってのは、むしろ近年は増えてるんじゃないですかね。
 この人絡みの作品では、もう一冊すごいのがあるんですが、こっちは後々個別記事を書いたほうがよさそうです。

『夏のなかには、いつもちいさな――しかし深くやるせない吐息がかくれている。十六には十六なりの、そして老いた者にはそれなりの、悔いと哀悼を強いながら、とどまらなかったそれぞれへの思いをこめて。』


・テロリストのパラソル/藤原伊織

ライトノベルというのが言葉通り軽い小説を指すのならば、この作品はヘビーノベルと呼ぶのがふさわしいでしょう。
 爽快感からはほど遠い、腹の底に残るような重ったるい読後感。誰一人として勝者にならない暗く沈んだストーリー。
 本当に素晴らしい。心の底から賛辞を送りたい。
 ジャンル分けするならばハードボイルド小説の類なのでしょうが、わざとらしくかっこつけていないことも手伝って、鼻につかずに自然にすっと染みこんできます。だが、それでもなお渋さ、かっこよさが滲み出ちゃってます。
 ただ、作品の善し悪しとは別のところで、「全共闘世代の妄想がテンコ盛り」なんてレッテルを貼られてる作品でもあるので、その辺に理解がない人は読まないほうがいい作品ですね。

「思うんだけど、われわれが相手にまわしていたのは、もっと巨大なもの、権力やスターリニストを超えたものだって気がしてきたんだ。いわゆる体制の問題じゃない。もちろん、イデオロギーですらない。それは、この世界の悪意なんだ。この世界が存在するための必要成分でさえある悪意。空気みたいにね。その得体の知れないものは、ぼくらがなにをやろうと無傷で生き残ってる。これからも生き残っていくだろう。最初から、負けはわかっていた。それでも、まあ、やってみよう、そう決心してはじめたゲームさ」


塩の街/有川浩

 第十回の電撃大賞を受賞した、有川浩さんのデビュー作。ハードカバー化もされてまして、文庫版は購入したんですが、そちらのほうは町の図書館から借りて読みました。
 ラノベから一般向けへ改稿するにあたって、作品1番の山場と思われるトムッキャットによる爆撃シーンをごっそり削られちゃったあたり、ラノベと一般エンタメの間にそびえる見えない壁を感じさせてくれます。
 お話のほうは、なかなかに僕好み。選ぶのは、大義か? 恋か?
 そんなありがちだけど感性が試される難しい題材を上手く料理してます。下手な人がこれを扱うと、大義しか目に入らない堅物か、恋しか頭にない恋愛脳のスイーツかに偏っちゃうんですよね。
 女のためになんか生きたくはないけど、それを変心させるぐらい魅力的な女に出会いたい、という相反する願望を抱えた人は読むべし。  

「来なくていいんです、明日なんか――秋葉さんが行っちゃうんなら、そんなものいらない! あたし、世界なんかこのままでいいもの!」


ガンパレードマーチ 九州奪還/榊凉介
ガンパレードマーチ 逆襲の刻/榊凉介

 僕の大好きな榊ガンパレシリーズです。今さら多くを語るのもあれですが、戦場ってのは泥臭くてナンボだよね。
 一山いくらの全くもってかっこよくなんかない連中が、腹の底から勇気を振り絞ってかっこつける姿は、すごく素敵。
 主役脇役入り乱れての群像劇は、いつもながらお見事。

「あんた、本物よ」


ドッペルゲンガーの恋人/唐辺葉介

 瀬戸(ryもとい、僕の大好き唐辺先生の新作。(死体泥棒はまだ読んでません)
 まあ、いつもどおりの唐辺先生が、いつもどおり僕を楽しませてくれましたとさ。

「まあ、これからもうまくやんなよ。きみの頭の中身は器を替えながら未来まで続いてゆくのだからね。せいぜい自分で自分を検閲し、まともなことだけ考えてゆけばいいや! 一方僕の意思や心はこのまま肉体と一緒に滅びるわけだから、せいぜい間違ったことを考えて、間違った行動をして、それら全部を独り占めしたままくたばるよ」


・Hyper Hybrid organization01/高畑京一郎
・Hyper Hybrid organization00/高畑京一郎

 電撃大賞の審査員として知られる高畑先生の代表作の一つ。
 かかか、改造人間ですよお兄さん! それに、悪の組織ユニコーンってww
 なんかもう素敵すぎます。最高です。正義の改造人間はもちろんバッタです。
 そんな男のロマンを凝縮したような作品ですね。硬派っぷりがもうコングラッチレーション。ラノベのくせに、女が一切登場しない巻すらあります。
 ところで、高畑先生、続きマダー?
 
『闇の中に浮かび上がる、二つの影。人に似て人と異なる、異形の姿。
「変身……?」
――今、世界が歪む。』


All You Need Is Kill/桜坂洋
 SF系ラノベを代表するループものの傑作。非常によくまとまったエンターテイメントでした。ハリウッドで映画化進行中とか。

「持っていってやろうじゃないか。この世界で最高のものを次の日にもっていってやる」

●アニメ

けいおん!

 これまで、会社の後輩が持ってきてた原作を読んだり、アニメを断片的に目にしたことはあっても、きちんと作品を見たことがなかったんですね。ブーム真っ盛りの時は、どこか冷めた目で、それを眺めてたんですが、たまたま家で契約してる光TVのほうで再放送を繰り返しやってまして、今回見る機会が訪れたんです。
 いやあ、すごい作品ですわ。その気になれば感動にも萌えにも燃えにも舵を取れるのに、とにかく日常にこだわった構成は見事。
 僕が、はじめて見た回で目にした「あめあめふれふれ」のシーンはちょっと刮目しましたね。
 最近、同じような系統の日常アニメがにわかに増えてきましたが、やっぱりけいおんは頭一つ抜けてますね。これは間違いなくスタッフのセンスの差でしょう。
 宮崎哲也さんが言ってた、「けいおん! って、感動できそうなところでも、スッとはしごをはずすんだよね」って言葉は、この作品の本質に触れてる気がします。   


あしたのジョー

 今年亡くなられた出崎統監督の代表作。
 素晴らしいとしか言いようがなかったです。「ああ、俺が書きたい物語はこれなんだ」と悟りました。
 ジョー、カーロス、ホセ、洋子、そして死んだ力石をはじめとした面々が織りなす濃密な人間ドラマ!
 2だけで全47話という構成は、1クールで作品が終わることも珍しくない今からじゃ考えられないですけど、そのどれにも無駄がない。いや、無駄にしてないと言ったほうがいいでしょう。
 環境的には恵まれているはずなのに、絶えずジョーが纏う孤独と乾き。
 作中でホセが口にする「Joe Yabuki, where he came from, and where he is going to go?」 (直訳で”ジョー・ ヤブキ、彼はいったいどこから来、そしてどこへ行くつもりなのか?)という言葉が、この作品の本質的なテーマを物語ってます。
 昔のアニメはよかった云々はよく言われますが、そんなの関係なし、これ、時代関係なく名作ですよ。光と影を効果的に使った演出は神がかってまして、今見てもちょっとすごいレベルですね。

ジョー、神に賭けて誓う。ワタシはお前と試合をするまで日本を発たない! 何故なら、ワタシにとってお前は初めて出会った”本物”だと思うからだ!」

「私はジョー・ヤブキト試合がしたい! ワタシはワタシのプライドを全て賭けて、ジョー・ヤブキともう約束をした! 男として、何よりも、男として!」

「紀ちゃんさっき俺、言葉が足りなかったのかもしれねぇな。俺は、負目や義理だけでボクシングやってる訳じゃねぇんだ。ボクシングって奴が好きだから、やってきたんだ。紀ちゃん、こいつは、こいつは本当だよ。本当なんだよ。紀ちゃんの言う青春を謳歌するっていうこととはちょいと違うかもしれねぇえが、俺は俺なりに今まで燃えるような充実感を何度も味わってきたよ。血だらけのリングの上でさぁ。ブスブスとそこらにある見てくれだけの不完全燃焼とは訳が違う。ほんの瞬間にせよ、眩しい程に真ッ赤に燃え上がるんだ。そして、後には真っ白な灰だけが残る燃え滓なんか残りやしない真っ白な灰だけだ。力石だって、あのカーロスだってきっと、きっとそうだったんだ」


ブラックジャックOVA
 
 こちらもまた出崎統監督の代表作の一つです。原作やTVシリーズのほうが好きな方々からは酷評されることも少なくないぐらい、出崎監督のオリジナル色が濃いです。
 これも重ったるい作品でして、びっくりするぐらいブラックジャックが勝者になりません。
 描かれているのは病気に対して鮮やかに勝利する、勝利者としてのブラックジャックではなく、勝利は不可能に近いとわかっていてもなお病気と闘い続ける挑戦者としてのブラックジャックの姿。
 皆、各々が信じる道を進む、前へ、ただがむしゃらに前へ。

「殺されるぜアンタ」
「さあな……、奴らが先にぶっつぶれることだってありえる」
「馬鹿な」
「時々バカをやりたくなるんだッ!」


・ザ コクピット
 
 松本零士先生の傑作戦争短編集を、川尻善昭監督、今西隆志、高橋良輔というこれまた豪華な監督陣がアニメ化したOVA
 言葉にしづらいぐらい胸につまるものがありますね。
 なんというか、ギリギリのドラマです。こりゃあ、心揺さぶられます。

「右、翼タンク被弾!」
「中尉! 俺を切り離せ!」
「馬鹿ぁ! 敵艦が見えん……ハハッ、まだ飛べるぜよ……」
「切り離せえぇぇ!!」
 
「行った行った! あいつめ、ロケットを全部点火して行きおった!」


マイマイ新子と千年の魔法

 これについては以前散々語ったので、そちらを参照あれ
 とてもいいさくひんだとおもいました。
 http://d.hatena.ne.jp/ep_meister/20111005/1317804791 


うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

 今なお語り継がれるサブカル系におけるループものの金字塔。
 パト2にしろ攻殻にしろ押井守の感性ってのは、ほんとすげえなと思わされた一作です。
 永遠に浸っていたいと思わせる祭りのような楽しい時間。もし、それが永遠に続くとしたら?
 今に続く、日常系ループものの原点ですね。押井節フルスロットルの台詞回しもすごくイイ。

「なまじ客観的な時間やら空間やら考えるさかい、ややこしいことになるんとちゃいまっか。時間なんちゅうものは人間の自分の意識の産物やと思たらええのや。世界中に人間が一人もおらなんだら、時計やカレンダーに何の意味があるっちゅうねん。過去から未来にきちんと行儀よう並んでいる時間なんて、初めから無いのとちゃいまっか。人間それ自体がええかげんなものやから、時間がええかげんなのは当たり前や。きっちりしとったらそれこそ異常でっせ。確かなのはこうして流れる現在だけ、そう思たらええのちゃいまっか」


●漫画

ミミア姫/田中ユタカ
・愛しのかな/田中ユタカ

 ミミア姫のほうは以前語ったので割愛させていただきます。
 この、田中ユタカ先生という方の感性が、もう、とても僕好みでして、自然と内側に浸みいってくるんですよね。
 これでもかというぐらいの優しい作風が印象的です。読むたびに、「俺もこういう作品が書きたいな」と常々思ってます。
 好きな人と時には笑って、時には喧嘩して、仲直りして、キスして、セックスして。
 ほんとそれだけの優しい優しい物語ですね。
 
「無残な結末が決まっていたとしても、それでも生まれてきなさい。子どもたちよ。大丈夫。何度でも間違う子どもたちよ。祝福します。血まみれの人殺しになってしまう子どもたちよ。祝福します。私たちが祝福しよう。恐れることはない。そのために、そのためだけに、人間は、歴史の物語を紡いできたのだから」

「人の生きてることなんて、ホントは簡単に消えてなくなってしまうものなんですよ。名前も思い出も悲しみさえも残りはしません。消えてしまうんですよ。この墓の下の人たちもわれわれもみんな同じです。誰だって同じです。生き死になんてその程度のものなんですよ……。まあ、ですけど……、そういう現実に屈服しちゃうのって、いやじゃないですか……卑怯じゃないですか……」


ハチミツとクローバー/羽海野チカ

 三月のライオン絡みで、こちらにも手を伸ばしてみました。
 イイ……凄くイイ……。
 ホント、こういう物語を自分で書けたらなあって思います。
 恋ってのはそれだけが独立しで成り立ってるんじゃなく、色んなものが絡み合い重なり合った上で存在してるわけで。
 いわゆる、物語ありがちなに典型的恋愛脳なキャラが一人もいないってのが素晴らしい。
 そうだよな。恋は大事だけど、それだけで生きているわけじゃねえもんな。
 そんなセンチメンタルな想いがギュッと詰まった名作でした☆

『――オレはずっと考えていたんだ。上手くいかなかった恋に、意味はあるのかって。消えていってしまうものは、無かったものと同じなのかって……。今ならわかる。意味はある。あったんだよここに――。時が過ぎて、何もかもが思い出になる日はきっとくる。――でも、ボクがいて、君がいて、みんながいて。たったひとつのモノを探したあの奇跡のような日々は、いつまでも甘い痛みとともに、胸の中の遠い場所でずっと、なつかしくまわりつづけるんだ』


・黒騎士物/小林源文
・ハッピータイガー/小林源文

 戦争劇画の傑作であり、決定版です。多くは語るまい。
 この記事を見てる人のなかに、戦車好き、ドイツ軍好き、末期戦好きがいたら、この作品を読みなさい、以上。

「俺のケツでも舐めろ!」

「だまれ! お前もおれも戦争という病気だ!」

「俺がヴァルハラへ送ってやるぞ」

「あそこに活を入れろ、撃て!」

ティーガー、フォー!」


●映画

・最も危険な遊戯
・蘇る金狼

 いえね、松田優作って、高校生ぐらいのころ好きだったんですよ。それで久々に松田優作の映画を観たくなって、この二本をチョイスしたんです、そしたら面白えんだこれが。
 羊の皮を被った狼的な役柄が、ばっかみたいにはまってるわけですよ。

「これからもよろしく。素敵なゲームを有難う」

「死んだほうが幸せになれるよ」

「おい、俺がなめられておとなしくひっこんでるようなぼうやに見えたのか? 俺を殺ろうとする前そのことを何度も考え直してみなかったのか? どうなんだッ!!」」

リベリオン −反逆者−
Vフォー・ヴェンデッタ

 どちらも、良い感じに厨二心を刺激してくれる非常に出来に優れたエンターテイメント作品でした。
 ガン=カタは拳銃を総合的に
使用する格闘技である
     (゚д゚ )
     (| y |)

この格闘技を極めることにより…
     ( ゚д゚) ;y=‐ ;y=‐
     (\/\/

攻撃効果は120%上昇
     ( ゚д゚) ;y=‐
     (\/\
          \ ;y=‐


防御面では63%上昇
     ー=y;―
         |
      (゚д゚ )
 ー=y;_/| y |


ガン=カタを極めたものは無敵になる!
  ー=y;  ( ゚д゚)   ;y=‐
    \/| y |\/

……しかし、ガンカタをやろうにも僕の家にはエアガンが一挺しかなかった……無念。


・パーフェクトワールド

 脱獄犯と人質に獲られた少年との心の交流を描いた作品。物語をもっとシンプルに仕上げたいなら、脱獄犯の正の部分をもっと強調して、巡り合わせが悪かった可哀想な人を演出ほうが、わかりやすかったでしょう。
 ですが、本作はそれをしませんでした。人間が抱える負の部分も、包み隠さずきちんと描いています。
 主人公の一人である脱獄犯のブッチ。彼が目指した完璧な世界は何処だったのでしょうか。
 見終わった後、なんともいたたまれない、やるせない想いを抱かせてくれる名作です。

「車はタイムマシーンだ、アクセルを踏めば「未来」、逆にブレーキを踏めば「過去」、そして完全に車が止まった状態が「今」。今を楽しもう」


真夜中のカーボーイ
 
 アメリカンニューシネマという、かつて一時代を築いたジャンルを代表する名作です。
 ほのかな野心を抱いて都会に出てきた田舎者の主人公が、メッタメタに打ちのめされるという物語なんですが、なんかもう理屈を飛び越えて胸に感じ入るものがあります。
 主人公を演じるジョン・ボイドっていう役者さん(アンジェリーナ・ジョリーの親父)の表情ひとつひとつが、もうはまりすぎ。田舎から都会に出てきた若者の不安を見事に表現してます。
 そして、作品から滲み出る孤独感。何が悪いのかなんてさっぱりわからない。ただどうしようもなく空虚で寒々しくて救われない。
 そんな都会砂漠で出会う、社会の負け犬が二匹。そして、生まれる奇妙な友情。絆。
 ある、映画評論家さんは、この映画を「掃きだめのロマンチシズム」と評したそうですが、言い得て妙です。
「泣ける」ではなく「泣きたくなる」作品ですね。

「もう俺は立てないんだ、フロリダへ行きたい……」


バルジ大作戦

 戦車! ドイツ! 戦車! パンツァリートかっこよすぎ。以上。

『嵐の日も雪の日も
太陽 我らを照らす日も、
炎熱の真昼も
極寒の夜半も
顔が埃に塗れようと、
我らが心は快活ぞ。
我らが心は快活ぞ。
戦車は轟然と
暴風の中へ驀進す。』


●ドラマ

坂の上の雲/NHK

 三年がかりの希に見る大作ドラマです。僕は全部観てました。視聴率的には大爆死だったみたいですが、まあ今時こんなドラマが高視聴率をたたき出したらむしろびっくりしますって。
 それにしても、こういうマクロ型の作品ってのもいいもんですね。大局的視野で、どこか一カ所に偏らずに、明治初期から日露戦争にかけての日本を上手く描いていました。
 明石工作やら、ユダヤ資本からの借金にもきちんと触れてましたし。
 二〇三高地の回は特に最高でごわす。

「そこから旅順港は見えるかッ!」
「……見えまーすっ!!! 丸見えでありまーす!!」

「(敵が)3万ぐらいだったら何とかなるじゃろ。それもまた痛快よ」

●その他

映像の世紀/DVD

 一部では有名な、伝説になってるNHKのドキュメンタリーですね。DVD-BOXで買いました。近代史好きなら必見です。映像、BGM、ナレーション、全てが素晴らしい。


八幡商業 対 帝京/夏の甲子園二回戦

 甲子園にはマモノが住むとはよく言いますが、漫画の上をいっちゃうような試合だったでござる。
『・八幡商業は9回まで2塁にもランナーを進められなかった
・ヒット→ヒット→ヒット→エラーで1−3
・監督がホームランのサイン
・逆転満塁ホームラン、5-3
・しかし思い出代打を使ってしまったため9回裏に出せるピッチャーがいない
・甲子園はおろか地方大会でも投げたことのない選手をヤケクソ登板
・が、なぜかこのピッチャー130kmのストレートと90kmのスローカーブが投げられる
・帝京はこの恐ろしい程の落差でタイミングがまったく合わない
八幡商業 対 帝京 【5-3】』
 

能代商業 対 如水館/夏の甲子園三回戦

 ごめん。開幕前は、我が秋田県代表をナメてました。まさか三回戦まで行くとは……。
 というか、試合内容がすごく濃かった件。
 終盤の攻防、特にバックホーム2連発は観てて思わず立ち上がるぐらい。
そして、試合終了とともに崩れ落ちる保坂祐樹投手の姿は、実に絵になるワンシーンでした。


・フランク・エドガーVSグレイ・メイナード/UFC125&136

 UFCライト級王座を争ったこの二戦。格闘技の面白さがここまで凝縮された試合は、滅多にありません。KO負け寸前からのリカバリーは観ててびっくり。