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コラム、雑記、私事「僕がプロを目指した理由と、チーズケーキと、JS」
気がつけば、もう2012年の七月。
「俺はプロ作家になるんだってばよ」という決意と志を胸に、前の職場を後にしてから早一年……。
今日はなんとなく、どうして僕がそういう思い切った行動にでたかについて、少し話してみようと思います。
つまるところね、大きな要因のひとつとしては、僕の好きな作家さんに、
「きみもこっちがわに来なよ」
って誌面を通して囁かれたからってのがあるですよ。
『自分の読みたい物語を、己で書くってのは、すごく苦しいけど、本当に辛くて投げ出したくなるけど……やっぱり楽しいよ。
皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
感動した、とか、納得いかん、とか、物語を読むたびに感じる様々な気持ちに突き動かされて、才能がないにもかかわらず僕は物書きを目指しました。独りで新たな世界を築くのは心底しんどくて、俺はなぜ、好き好んでこんな苦行を続けているんだ、と自問自答する瞬間も多々あります。
でも、自分の読みたいストーリーを誰か書いてくれ、というのは、やっぱり甘えだよね。
(中略)
短編でも長編でも、詩でも小説でも、ネットでも携帯でも、プロでもアマでも上手でも下手でもいいんです。いつか、お互い何かを創る者として、皆様と語れる日を楽しみにしております』
これ、その作家さんが小説のあとがきに書いていた一文です。あえて、名前は挙げませんが、僕の好きな作家・ライターさんといえば、わかる人にはなんとなく察せられるでしょう。
これがもう、いい感じに深いところに入った。
上の文もそうであるように、僕がこれまで触れてきた物語たちが放ったメッセージを、ばか正直に受け取ったちゃったんです。
ジャンル問わずさ、良い物語ってたくさんあるじゃないですか。それで、その物語のなかに、凄く良い台詞なんかもあったりして、それを座右の銘にしちゃう人なんかもいたりするわけで。
すべてというわけじゃないけど、いま僕を突き動かしているのも、そういうのだったりするんです。
つまりですね、良い台詞があった、感動した場面があった、励まされるような言葉があった。
そして、それらに心動かされた自分がいた。
「じゃあ、リアルに動かねえと嘘になるだろ。なあ、俺」
ただこれだけの話なんです。
別に、自分を奮い立たせるために、物語や言葉を欲していたわけじゃないんです。
なんの気なしに触れた物語や言葉に、僕は奮い立たせられてしまった。
それだけで、僕は今、破滅だか栄光だかわからないものに向かって突っ走っているんです。
僕なんて、表向き真面目ぶってるようで、わりと適当な人間だったりします。
でも、これまで自分にだけは嘘をついたことはない。
自分の欲求にだけはかなり正直に生きてきました。
一時期、相当なレベルで入れ込んでいたサーキット走行や、その前に情熱を傾けていた写真。
そして、創作側に回ってもなお止めることのできない、物語に触れるという行為。
これらすべて、自らの内なる求めに応じた結果です。
まあ、結局は好きなようにやっているというだけですね。
そんなわけで、小宇宙(コスモ)を燃やし続ける日々は、まだ続くという話でございました。
ちょっと堅苦しい話をしたので、ここからはお手軽チーズケーキの話でも。
ホットケーキミックスってあるじゃないですか。あれ、当たり前にシロップ買ってきて食うと、あんまし安くないんですよね。シロップが意外と高くて。
そこでちょっとしたレシピ。
厳密にはチーズじゃないけど、ホットケーキミックスとヨーグルトを混ぜると、チーズケーキっぽい何かができるよ。という話でござい。
以下、原材料
ホットケーキミックス……150g
ヨーグルト……300〜400g
砂糖……30〜60g
玉子……二個
サラダ油かマーガリン、ブルジョアな方はバター……少々
これらをかき混ぜて180℃のオーブンで40〜60分ぐらい焼くと、こうなります↓
ヨーグルトなんか安いのなら450gで100円もしないし、ホットケーキミックスミックスなんか350gで100円もしないのがある。
実際作って食った人間の感想としては、これウマイしコスパ抜群。
少しこだわりたい人は、ヨーグルトの分量を減らして、生クリームを入れてもOK。すると、まろやかに。
レモンやオレンジ果汁を加えたり、砂糖の代わりにジャムを使ってもまるっ!
本当はチーズケーキなんてのは、クリームチーズを使って作るんですが、それをやったら、ワゴンで売られてるレベルのエロゲなら買えちゃいそうなぐらいお金がかかります。
あと、焼く時は生地を薄くすると、確実に火が通っていいですよ。
最後に、これはまた別の話ですが。
いま書いている作品が書き上がるまで、僕はちょっと女子小学生(六年生、弱気属性)に転生しますので。
そうすることで、作品世界に没入しようと思います。
ですので、これからしばらくの文章が、おかしくなったからといって気がふれたわけではありませんのであしからずご了承ください。
しかも、止めるときは唐突に止めると思いますので、そうなったら作品が完成したのだなと内心ねぎらっていただければ、これ幸いであります。
- 作者: 早狩武志,黒鷲
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