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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

雑記、思い出、中二病、ガチ「かつて僕は皇帝だった。たぶん今も」

 僕は黒歴史というのが嫌いだ。
 だって、自分を否定したくはないから。
 そりゃあ人間なのだから、生きていれば忘れてしまいたいことの百や二百は積み重なっていくのが当然である。
 だが、突然我が身に降りかかったわけでもなく、自分の行動や思想や思考が原因で起こったりやらかしてしまったことを亡き者にしようという姿勢には正直いって共感することができない。
 恥の多い人生を歩んできました。
 ただそれだけを受け入れてやればいいのさ。惑い迷って、辿り着いたり辿り着けなかったりしつつ歩んできた道すべてが自分の軌跡になるのだから。
 

 というわけで、今回は中二病について少々自分語りをさせていただく。
 
 へへっ、アンタだって澄ました顔して思春期の時分には都合の良い妄想のひとつやふたつはしてたんだろ。
 隠したって無駄さ。匂いでわからぁ。
 それだけの『チ カ ラ』を振りまいていればな。

 なんて感じに、脳内妄想は青少年の嗜みですよ。能力学園バトルですよ。ランクはSSSより強いMだけど面倒なのでBですよ。
 で、よく黒歴史ノートをつけてた昔話をする人がいるじゃないですか、プロのクリエイターさんやクリエイター志望の方には特に多いんですが、僕の場合は妄想たくましかったくせに記述として残すことをいっさいしていなかったんですね。
 今になって思うのは、もったいないことをしたなぁと、つくづく悔やんでも悔やみきれません。
 やっぱりね、リアルに若いころの思考には戻れないんですよ。若い振りならできますけど。
 あのドロドロと熱くたぎるような情念を溜めてこんでいた日々にはもう戻れないんです。オトナになるって悲しいことなのねです。
 僕がするべきだったのは、戻れないなら戻れないなりに記録に残しておくことだったじゃないかと最近になって思ったわけなんですよ。
 

 この間ある日、かつて入り浸っていた中二妄想の世界に久しぶりにチャンネルを合わせてみました。
 そしたらね、うまく繋がんないんです。
 これでも記憶力はいいほうなので、オトナになってからでも向こう側にいくことは容易いと考えていたんです。なのに、ダメなんですよ。
 あっ、これはそろそろやばいなあ、と。
 ですから、これから書き記すことはなんだかんだで自分宛の覚え書きです。
 向こう側で生きている僕と今の僕とが剥離してしまう前に記しておく、時期外れの黒歴史――いえ、白歴史ノート(あえてこう呼びたい)です。
 

 実を云うと、僕は昔『皇帝』でした。いえ、たぶん今もそうです。
 あ、僕の考えていた設定は剣や魔法とか登場するファンタジー世界じゃないですよ。
 むしろ、人類が生活圏を太陽系すみずみまで行き届かせたパラレルな未来世界です。
 じゃあ、いったいどこの星の皇帝なのよって話なんですが、またちょっと複雑でして、未来の地球でですね、時空の亀裂みたいなものが発見されまして、その亀裂の向こうに広がった位相空間みたいな場所に移民した人たちが創りあげた帝国の皇帝なんです。
 ちなみにこの空間というのは超古代文明人がオーバーテクノロジーで作りあげたもので、未来の科学力をもってしてもちょっと解析が容易じゃなかったりします。
 で、皇帝といっても僕はだいたい六代目ぐらいに当たりまして、もうそのころには実質的な政治システムはとっくに共和制になってるわけです。建国の際に民衆をまとめるためになりゆきで皇室を作っただけで、まあ時も流れ、今となってはただのお飾りみたいなものですわな。
 本当は僕の親父が皇位を継承しなくちゃいけなかったんですが、この親父がなかなかのくせ者で、代をすっとばして僕に皇位を押しつけやがったのですよ。だから僕は皇帝とは云っても、(仮)みたいなのがついてるのが現状です。
 そして、当然ながら僕は軍のエースパイロットでもありますよ。帝国軍のなかでもベスト20ぐらいには入るかもしれない腕前です。(この辺わりと控えめ)
 この世界の主な戦略兵器は二足歩行ロボです。まあ、ありがちですね。
 設定としては生物の筋繊維を未来の金属で模すことで高機動を実現してたはずです。(記憶曖昧)
 僕が乗ってる機体は今ちょうど三機目で、一機目がわりとスタンダードな高性能機で、二機目は可変機。今は小型ながらも高火力高出力だけどじゃじゃ馬な強襲型みたいなのに乗ってます。
 二機目までは普通に単座だったんですが、僕が好きこのんで危ないとこにつっこむせいでよく死にかけまして、仲間を道連れにしないよう心理的にブレーキを効かせようと二人乗りの複座を経て今は三人乗りに改造されました。でもこれは、火器管制がわりと複雑なので運用面でも間違いではなかったです。
 次に向こう側の僕の家族構成なんですが、これもまたちょっと入り組んでて、たしか実母は早くに亡くしてました。
 んで、親父は元気なんですが、とりあえず義理の母親が今は二人。(つまりそういうことです、はい)
 腹違いの弟も二人。それぞれ熱血漢と飄々としたのですね。
 まったく血の繋がらない義理の妹が三人。上から順に、クールそうでモロいのと、穏やかで家庭的なのと、口のへらない生意気なの。
 そして、死んだ親友から引き取った高飛車で生意気なよその女の子が一人といった具合です。
 まあ、大家族ですね。
 これは親父が家族にコンプレックスがあったからだとか、そういう設定があったはず。
 こんな感じに、なんだかんだで満たされた暮らしはしていたはずなんですよ。複雑だけど家族仲は良好で、腐っても皇族ですからわりと裕福なはずでしたし。
 だけど、なんでか向こう側の僕は出奔して傭兵部隊なんかに志願しちゃうんですね。(正規軍すっとばして傭兵部隊って、アンタ……)
 そして、得難い仲間たちと巡り会ったりもするんですが、遠く離れた異星の地で地獄を見たりもするわけです。
 最終的には、特殊作戦中に隊の兄貴分が変異型ナノマシンに浸食されて植物人間になってしまったのをきっかけに所属していた部隊は解散しちゃうんですけど。
 

 と、ここまでつらつらーと記憶を頼りに書き記してみました。
 ちなみに外人部隊云々というのは実は前日譚です。
 昔もそうですし、今もそうなんですが、僕はあまり特殊能力系とかには興味がなくて、どうにも科学的なネタを好む傾向があったりします。
 こんなことをリアル中二だった僕はひとりで考えていました。
 辛い部活でヒーヒー云ってるときなんかは、きっと今ごろ向こう側の僕はそうとう困難なミッションにあたっているに違いない、とか妄想しながら。
 そんなわけで、次回がありましたら向こう側の組織についてでも書いてみようと思います。