そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

連載コラム、雑記、思い出話「ぼくと、エロゲ 第9話〜ぱそこんのおべんきょう・2007秋〜」

 CPU Celeron 366MHz
 メモリ 64MB
 HDD 8・1GB
 OSはWindows98

 前にも書きましたが、これが僕が社会人になってはじめて購入したノートPCにして、エロゲにのめり込みはじめたころの主力機のスペックです。
 
 
 要求スペックの低い同人ゲーのひぐらしや、02年辺りまでの作品にはこれでも充分対応できていたんですよ。
 けどね、03年ぐらいの作品となると、急にきつくなってきまして、ゲーム本編はどうにかなっても、MPG形式のOPムービーが、ふぇぇ、カクカクだよぉ〜。
 まあ、エロゲの推奨動作環境というのを甘く考えていたんですよねえ。
 必須動作環境さえ満たせばどうにかなるだろ、と。
 07年当時としてもへっぽこスペックだったノートPCに、わざわざDVDドライブを外付けしたのに。
 ええ、OSがWindowsの98なのにDVDドライブですよ。
 これがもういきなり落とし穴。
 知ってる人もいるでしょうが、素のWindows98ってDVDドライブをつないでもドライバーの関係で動かせないんですよねー。
 これがドライブを買ってしまってから気づいたんだからもう遅い。
 そこで僕がとった手段はというと……、
 

 おや、Windows98の様子が……中略……98はMeに進化した!

 といった具合に、OSをアップグレードしたわけです。
 MeたんですよMeたん!
 ドジっこOSともっぱら評判のあの娘ですよっ!
 
とはいうものの、実際はMeに悩まされたことはなかったんですけどね。
 ただ、DVDを読み込めるようになったからといってスペック不足は一向に解消されないんですよねー。ねーっ。
 決定的だったのが、2003年発売のあした出逢った少女という作品をプレイしようとしたら、画面の切り替わりが遅すぎてどうにもならなかったんです。
 

……いよいよPCスペックの限界がやってきました。
 というわけで、2、3万ぐらいで中古のPen3搭載のノートPC(またもやDynaBook)をヤフオクで買いましたとさ。
ところが、
 ところがッ、
 中古PCには基本的にOSが入っていないという落とし穴がッ!
「おーえす? えへへ、まえのぴーしーのがあるからだいじょうぶなんだよっ」
 ぐらい甘く適当に考えていましたとも。
 当然ダメでしたよ(一応インストールはできた。だがドライバー類が……)。
 ネットも繋がってねえですし、初心者上等レベルの知識ですし、新しいPCは一夜にして無用の長物になりましたとさ、ぐぬぬ
 だが、ここでめげてちゃエロゲができぬ。
 というわけで、はい次。またもや中古です。
 今度はPen3搭載のデスクトップPC。
 これに併せてモニターやらキーボードやら、デスクトップを使用する環境も整えました(このとき買った液晶モニターまだ使ってます)。
 
 こいつは頑張ってくれました。
 さすがPen3、低発熱でファンも静がです。
 まあ、結局2カ月ちょっとしか使いませんでしたけど……。
 

あまりに早い乗り換えのきっかけとなったのが、そのころ買った“AYAKASHI”という作品。
 この作品、今の基準からみてもOPムービーのクオリティが非常に高いのですが、併せて本編のほうも演出が凝っててグリグリ動いてくれるんです。

http://www.youtube.com/watch?v=l-Gv0nsls1M

 で、その辺りこそがこのPen3機のウィークポイントだったわけでして。
 ……CPUは推奨スペックを満たしてる
 ……メモリもOK。
 ……HDDにも空きはある。
 じゃあなんなのさ! と激おこで要求スペックを調べてみたら、VRAM容量なるものがまったく足りてない。
 ここに至って、僕ははじめてグラフィックボードなるものの存在を知ったわけです。
 だったら、他のスペックは足りてるんだから、グラボを強化するまでよッ!
 というわけで、後付けのグラボを買いました。もちろんまたもやヤフオクで。
 ケースを開けたらPCI−EのコネクターがないのでPCI接続のグラボを購入です。
 が、ふぇぇ〜、画面がまっくらだよぉ〜。
 えっとね、調べたらね、なんでも、メーカー製のパソコンはそういう後付けのパーツと相性が悪かったりするんだって。
 オウフ、無駄な出費キタコレww
 はてさてどうしたものか……じゃなくて、今さら立ち止まれませんよ。
 Pen3機の次はPen4の投入です。
 モニターやら何やらは揃えていたのでこいつもデスクトップで。
 この子は本当に頑張ってくれました。
 なんだかんだで三年使いましたから。
 今に至るまで壊れませんでしたし。
 

 ただ一つだけ、熱の問題が最後までつきまとったのですが……。
 それに気づいたのは中央東口×東出祐一郎コンビの出世作にして最高傑作“あやかしびと”をプレイしていたときのことです。
 

この作品、プログラムの関係なのか、CPU使用率が自然と高くなりがちなんですよ。
 公式にCPU使用率を下げる修正パッチが出されているぐらい。
 そして、CPU使用率が高い状態が続いた結果待ち受けているのが、熱暴走による警告無しの強制終了でした。
 もうね、エロゲに熱中している最中に強制終了なんかされた日にゃたまったもんじゃない!
 ば、馬鹿やろう! こっちはもうパンツまで脱いじゃってるんだぞ!
 特に夏場なんか最悪でした。
今でもそうなんですけど、僕の部屋がノーエアコンなのもあって、PCの熱がやばいやばい。
 温度を表示するソフトとにらめっこしながらエロゲをプレイしていましたから。
 何か対策を……と思って、アイスノンをケースの上に乗っけてみたり、色々やってみた結果辿り着いた手段が、フェイスオープンならぬケースオープン。
 

 つまり大気解放、ケースを開けっ放しにすることで熱がこもらないようにするという最終手段でした。
 まぁ、使うときだけオープンにしてやればさほど埃も入りませんしね。
 ふぅ、これにて一件落着っと。
 そして現在は2010年にはじめて自作したPCを使ってます。
 これもOSの関係で来年には新しいのにバトンタッチですね。
 

 ※まだPCが最初のだったころに中古で買ったバッファローの外付けHDDがまだ生きてるのが地味にすごい。