そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲコラム「十代の頃と、お父さん」

俺は20歳をとうに過ぎてからエロゲを始めとしたこっち側の世界にハマった人間です
そういうわけでエロゲをプレイしていると時々
「あぁ、これは十代の頃の俺だったら良さが分からなかっただろうな」
と思わされる時があります
それは主に主人公達の思考や性格に関する事が多く
恐らく十代の頃だったら中々素直に受け入れられずに嫌悪したり納得出来なかったりしたであろう一部の癖の強い青春真っ盛りな主人公達を
「あぁ、なんて痛いw
俺も昔こんな事考えてたなw」
と少し高い所から生暖かい目で見れるようになれたりする事だったりします
逆に、青春真っ盛りな主人公たちの日常の眩しさに涙が出そうになる事もあるんですがね
それとはまた別にヒロインの属性なんかで二十歳を越えたからこそ良さが分かるようになったのであろう物としては
「おとうさん」萌え
ってのがあります
分かる人には分かるであろう、とある乙先生の作品での事なんですが
プレイ前は特に注目してなかったヒロインがですね、ある日主人公の事をこう呼ぶわけですよ
「おとうさん」と
あれ…初めて言われた時…なんていうか……その…下品なんですが…フフ… 
(心が)勃起…しちゃいましてね

まぁ、要は下半身よりも胸に衝撃を受けたというわけです
性欲よりも保護欲をくすぐられたんですね
これは本当に十代の時だと良さが分からなかっただろうなぁと思います
それで、このヒロインがまた凄くイイ娘なんですよ
もう言葉で語り尽くすのが難しいくらいに
そういうわけで、この娘を何としても守りたいと思う主人公の姿に思い切り共感してしまったんですね
それと、この主人公もイイ男なんですよ
自身もまだ若い癖にヒロインを養子にする事を真面目に考えちゃったりするぐらい真剣な男なんです
ってな感じでまぁ、十代の頃だと、ちょっと遠い所からイイハナシダナー程度にしか思えなかったであろう物語に一歩踏み込んで感情移入できるようになれた分、歳をとるのも悪い事ばかりではないなと思ったりする俺でした