そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

雑記、コラム「えろあにめにも歴史アリ」

 先日、古エロゲ雑誌の記事をアップしてみた繋がりで、今回はとある動画を紹介してみましょう。
それはこちら、
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9719730
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9960955
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9989339
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13600997

 どんな動画かというと、エロゲとも縁が浅くないエロアニメの歴史を辿った動画です。
 これを作った人はまさに生き字引みたいな人ですよ。よくもまぁ、これだけの資料を持ってたもんです。素晴らしいですね。
 ある日何の気なしに開いた動画だったんですが、非常に興味深くて思わず見入ってしまいました。
 たかがエロアニメといえども、やはり歴史はあるんだな、と頷かされること間違いなしです。
 もうですね、今から見ると声優の豪華さがやばい。
 ワンシーンだけで特定出来ちゃうような人がごろごろですよ。
 今はもう亡くなられてしまった某木馬の艦長さんとか、FOXの称号を持った壺収集家のあの人とか、某宇宙世紀の独裁者の人を皮切りにですね、
「そんな大人修正してやる!」なMSパイロットと、そのライバルな木星帰りの天才
 バリュートを破壊されて大気圏で燃え尽きた人に、ヤザン太尉、Zガンダムを盗もうとしたりダンクーガのメインパイロットだったりした人とか、マシュマーだったりジェシーおじさんだったり、エロゲではバレバトのトカゲだったあの人
 某少年探偵アニメの博士と警部にガロードさん
 豆腐屋のせがれでロックオンなあの人。「あきらめたらそこで試合終了だよ」の監督
 あとは、エロゲでも名前を変えないかっぺーさんに、セルとかコンボイとかテラ子安、石田、ミスターブシドー、リュタロス、ベジータ、マスターアジア、勇者王、とりっぴー、グリリバルルーシュ、それからエロゲでもおなじみのきーやん、ヘルシー太郎さん、平井達也さん。
 とまぁ、とにかくすごいわけですよ。
 でも、男性声優に限っていうなら今でも時々エロゲにも出演されてる人も少なくないんです。
 だけどこれが、女性声優もまた豪華なわけでして、
 年代が進むにつれてエロゲ声優(北都さんはこちらでもたくさん出ていました)が多くなってくるんですが、80年代90年代を代表するような人がばりばり活躍されているんですよね。
 僕がわかっただけでも、しんちゃんやら、よしなが先生やら、ミサトさんにリツコさん、セイントテール。さらにはルリルリまでも。
 某人気モンスターアニメで「ピッカピッカ」言ってる人。土の魔装機神パイロットやエマ中尉。
 さらには先日亡くなられたばかりのウテナのあの人。
 ほんと、だてに皆さん、芸歴を積んでおられませんね。
 それから僕は作画にはあまり詳しくないんですが、わかる人に言わせるとこちらも凄まじいメンバーらしいですね。
 僕は梅津泰臣さんやうるし原さん。土器手司さん、昔コロコロで漫画を書いてた越智先生。ぐらいしかわかりませんでした。
 そして、もっとも興味を引いたのが、80年代、90年代と順調に上がっていったクオリティが、2000年を境に下がり始めていった点です。
 これにはエロアニメを取り巻く環境やらユーザーの興味の対象がエロゲに移っていったことなど、様々な理由があるのでしょうが、今エロゲ業界もまた斜陽を向かえつつあることを思うと、決して対岸の出来事とは思えんのです。
 アニメ業界がちょうど下り坂にさしかかっていた時期に、声に歌にムービーにと、業界全体を通してクオリティを上げてきたエロゲ業界は、この先このクオリティを維持し続けられるでしょうかね。
 それとも、エロアニメ業界のようにいつかはクオリティを下げざるを得ない日が来るのでしょうか。

※追記・僕がはじめて見たエロアニメは、男性役が若本さんでした。
 あと、一部の作品は作画のクオリティが、その時代の最先端をいってて本当に驚愕しました。恐るべし……。
 最後に一つ。かないさんとこおろぎさんの声って非常に区別しづらいです