エロゲ、コラム、創作論「絶句。今そこにある危機」
言葉を失うとはこういうことを指すのだろうか。無性に憤りにも似た感情を覚えて、思わず筆を執った。
エロゲ業界が大変な状況にあることは知っていたが、これはさすがに酷いと言わざるを得ない。
というわけで、ただエロゲをプレイするだけでなく、エロゲ好きを自認しているような人はこの記事を必読である。
http://1hawk.blog13.fc2.com/blog-entry-116.html
これを読んで何を感じるのかは各々に任せたい。いちクリエイターによるただの独りよがりにしか写らない人もいるだろう。
だが、僕には看過できない内容だった。
エロゲである以上曲げなければならない部分はある。確かにある。エロゲクリエイターの誰もが、装甲悪鬼村正やホワイトアルバム2のような作品を作るのにGoサインを貰えるわけではない。
だがそれでも戦い方はある。あるはずなのだ。
何かが一つ欠けただけで薄っぺらさが露見してしまうような見せかけだけのかっこよさや高尚さではなく。真に伝えたいことがあるのなら、十全とまでは行かずとも、定められた舞台の中でそれを表現することだって可能だと僕は考える。
限られた条件のなかでだってベストを尽くすことは可能なのだ。
だが、その限られた条件下で尽くしたベストを、「面白くないから」ではなく「こんなことをしても無駄だから」でばっさり切られてはもうどうしようもない。
馬鹿だ。クリエイターとしても馬鹿だ。いや、商売人としてさえ馬鹿だと思う。
何よりもユーザーを馬鹿にしてやがる。
いちアマチュアが何一人で憤慨してんだ、って話ではあるんですが、これに何も感じないようじゃ豚と揶揄されてもしかたありませんぜ。
それにこういう傾向がエロゲ業界だけに留まっている保証なんざどこにもないんですから。
ステマ騒動なんかもそうなんですが、作品の善し悪しを抜きにして、マーケティングだけが先走りすぎるのって大局的には文化の衰退に繋がる気がするんですがどうなんしょ。
えっ、良い作品ならステマでもなんでも許される?
アハハ、その通りでございますね。がんばってくださいFUCK.