そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲレビュー「AYAKASHI」

主人公・久坂悠は、幼少時にある特殊な力を身につけた学生である。
 何事にも無気力・無関心な彼は、周囲から価値の無い人間と思われていた。
 自らの“力”を使ってくだらない悪さを働く日々。
 そんな彼の前に「夜明エイム」と名乗る謎の少女が現れた時から、悠の生活は一変する。
 悠を狙う「アヤカシ」と呼ばれる不気味な生物と、アヤカシを操る人々の来襲。
悠もまた、自身に秘められた「アヤカシ使い」としての本当の能力に覚醒し……。いま、壮絶なバトルの幕が切って落とされる!
というわけで AYAKASHI
俺はこの作品結構好きでして
一言で言うと「分かりやすい」
これに尽きます
燃えゲーというものを実にシンプルに作ってます
燃えゲーは当たり外れが結構ありまして、設定や展開、テーマ性、メッセージ性に凝りすぎて、ユーザーが期待するのとは別の変な方向に行ってしまう作品も多いのですが、本作はそこらへんがとにかくシンプル
主人公、ヒロイン、敵、それらの役割がはっきりしていて、かなり予定調和に話が進みます
しかし、それが逆に安定感を出してたりするんですよ
燃えゲーを匂わせておきながら全然燃えゲーになれてない作品や、ストーリーに凝りすぎて燃え描写が話の繋ぎにしかなってない燃えゲーは、たまにはこういうシンプルさも見習って欲しいです
あと、OPムービーは、今の基準から見てもアニメーション系OPとしてはトップクラスの出来だと思います
演出も凝っていて、音楽も高レベル
きっとこういう下地のしっかりもあるからこそシンプルだけどチャチじゃない作品になってるんでしょうね