そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

雑記「7月を振り返って」

その町には、夏が訪れていた―― ってな感じに、いつの間にやら季節は夏 そして7月も今日で終わりですね というわけで7月のおさらい 先月から引き続き、ナルキッソスPSPとdies iraeというノリの真逆な二作を並行して進めていたものの、二作とも結局コンプでき…

エロゲレビュー「ゆのはな」

大学が冬休みに入り、あても無くバイク旅行に出掛けた主人公『草津拓也』は、片田舎にある『ゆのはな町』を訪れた矢先に交通事故を起し、道端にひっそりと建っていた古びた祠にバイクごと突っ込み、意識を失ってしまう 再び目を覚ました時、視界に飛び込んで…

コラム「雨に詠う妄言」

「人生に必要なのは勇気と想像力と、そして少々のお金である」 (チャールズ・チャップリン) 勇気は、とても誇る程の物は持っていない お金は、本当に少々しかない だが、想像力だけなら溢れんばかりである 例えばそう、今これを書いている時、外では通り雨が…

エロゲレビュー「月光のカルネヴァーレ」

彼女は壊れたガラクタで、つまりは俺と似合いだった―― 自動機械人形が観光客を迎える歴史都市ベルモント 過去を捨てた人狼ロメオは、記憶喪失の自動機械人形アンナを拾い、新たな生活を始める だが平穏な生活は、ロメオがかつて所属していた人狼マフィア「オ…

コラム「妹よ」

ご機嫌な蝶になって、きらめく風に乗りたい今日この頃 そういうわけで変態的な雑文を少々 死神の接吻は別離の味という作品に 「普通、兄って妹で童貞を捨てるものじゃないの?」 という極めて印象的な台詞があるが 先日、これに対する面白い指摘をネットで見…

エロゲレビュー「ゆきうた」

「あの丘の上にある大木は、世界樹の末裔で心の底から本当に叶えたい願いを叶えてくれる」 それは、この町の誰もが知っている昔話 学園でクラスメイト達と共に、一番楽しい時間を過ごしている主人公・長谷川秋臣 そんな12月のある日、クラスに転校生がやって…

コラム「演説って、いいよね」

先日、レビューを書いたマブラヴオルタネイティヴ この作品の中でも特に印象的な場面を挙げるならば、俺は終盤の演説シーンを迷わず選ぶだろう それぐらい、この作品の演説シーンは神掛かっている 死地に赴く者 それを見送る者 そしてバックに流れる遠藤正明…

コラム「闘っている自分が好きです」

人類を、ひいては地球を救うという大義の下、命を賭けて強大な敵に挑む 先日、レビューを書いたマブラヴオルタネイティブを始め、この様な物語は数多ある 男子としての性かもしれないが、こういった物語にはどうしてもロマンを感じずにはいられない 人類の為…

エロゲレビュー「マブラヴオルタネイティヴ」

平和な日本で暮らしていたはずの白銀武は、突然平行世界に放り出された そこは、数十年に渡る地球外起源種「BETA」との戦争によって、滅亡の危機に瀕した世界 現実に翻弄され続ける武 だが、いつしかその運命を受け入れ、人類救済計画に関わり仲間と共に戦い…

エロゲレビュー「マブラヴ」

白陵柊学園で平凡な毎日を送っていた学園生、白銀 武の前に突然現れた少女、御剣 冥夜は家に押し掛け、そのまま住み着いてしまう 冥夜の登場が、幼馴染の鑑 純夏、クラスメイトの珠瀬 壬姫、榊 千鶴、彩峰 慧、そして親友の鎧衣 尊人との関係に変化をもたら…

エロゲコラム「復讐するは我にあり」

前回、ゴアスクリーミングショウのレビューを書いていて何となく復讐について考えが及んだので、それに関しての雑文を少々 現実に復讐に縁がある人なんてまずいないとは思いますが、物語のネタとして復讐という物は比較的ポピュラーですね ちなみにどこぞの…

エロゲレビュー「ゴア・スクリーミング・ショウ」

両親の渡米を機に、主人公・仁野 恭司は数年ぶりに生まれ故郷の田舎町『呉仁町』に帰ってきた そこで恭司は、それぞれ縁のあった3人の少女たちと再会する 時折、小さな波風が立つことはあっても、平穏で退屈な日々が続いていくはずだった日常 だが、過去の…

エロゲコラム「愛、ふるえる愛」

「この気持ち、まさしく愛だ!」 というわけで愛についての戯言を少々 「愛ってなんだ?」との問いに「躊躇わない事さ」と答えれる人は、オッサンか特撮オタのどちらかであろうが、まぁそれはさておき 先日、ネットで恋愛論に関しての面白い話を目にした 曰…

エロゲレビュー「SWAN SONG」

その夜 それまで通り過ぎるだけの他人だったぼくたちは大きな運命の煮えたぎる一つの釜の中に投げ込まれてしまった 12月24日 山奥の都市 大地が、突如として揺れ、そして平和な世界は一変する 大地は裂け、建物は崩れ落ち、あちこちから悲鳴があがった …

エロゲコラム「政治やシステム」

TVを点ければ参院選の話題で賑やかな今日この頃 気狂い馬鹿の腐れ妄言を少々 「政治やシステムは人を幸せにしない」 これは、車輪の国、向日葵の少女において主人公が発する一言だ 車輪という作品は、つまる所、個人批判と賛美の物語だと思っている それは、…

【雑記】6月を振り返って

今日から7月ですね 私事ではありますが、田舎という表現が極めて適切な我が地元は、未だにオフライン上等な過疎地だったりします だからと言って、病気がちなお嬢様が療養もかねて避暑に訪れるような、自然溢れる土地かというと、そんな事もないという中途…