そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

連載コラム、雑記、思い出話「ぼくと、エロゲ 第四話〜エロゲ熱、加速〜」

ヤフオクでエロゲを購入するというスタイルは非常に効率が悪かった。 欲しい作品が必ず出品されているとは限らないし、基本的に個人売買だから送料や手数料がやや割高だったりもする。 当時、ネット閲覧の手段が携帯電話しかなかった僕が、何か他に効率の良…

連載コラム、雑記、思い出話「ぼくと、エロゲ 第三話〜2006師走 眩しかった日のこと、エロゲに引き込まれた日のこと〜」

静かなはじまりだった――。 プロローグで物語のバックグラウンド的なエピソードが語られたあと、銀色という作品の本編は静かに幕を開けた。 語り手は少女だった。 容易に逃げられぬようにと足の腱を切られ、ただぼんやりと自らの命を明日へ繋ぐためだけに、遊…

連載コラム、雑記、思い出話「ぼくと、エロゲ 第二話〜そして歯車は回り出す〜」

CPU Celeron 366MHz メモリ 64MB HDD 8・1GB OSはWindows98 これが、2006年当時に僕が持っていた東芝製ノートPCのスペックである。 使っていたではなく持っていたと表記したのは、言葉通りほとんどあるだけの置物と化してい…

短編、創作「その音は、何処へ」

所属しているmixiコミュの関係で、BLを書いてみました。 臭作ならぬ習作です。『その音は、何処へ』 包み込むような薄明るいオレンジ色の照明が、そのときの僕をひどく感傷的な気分にさせていた――。 「相坂ユーキ、独身最後の夜に……乾杯」 バーカウンターに…

連載コラム、雑記、思い出話「ぼくと、エロゲ 第1話〜2006・それは雛見沢からはじまった〜」

記憶というやつは、洗濯したあとの靴下みたいなものかもしれない。と、ある日ふと思った。 洗って、乾かして、きちんとタンスにしまったはずなのに、いざ履く段階になったら、片っぽだけどっかいってしまったのが、一足か二足はあったりなんかして。 あるい…