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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

エロゲコラム「恋とか愛とか」

「俺は彼女に支えてもらってるだけだ」
「俺は彼女の足を引っ張っている」
「これは恋愛では無い、互いに依存しているだけだ」
主人公とヒロインが能力や立場的に釣り合わなかったり、互いの関係に主人公が疑問を持ったりした時に、上記の様な事を主人公が思うのは、恋愛を主題にしたエロゲでは少なくない
そういった時、大抵は悩み考え抜いた末、ヒロインと距離を置こうとしたりする
ある者は、彼女を支える事の出来る一人前の男になる為
ある者は、彼女の足かせにならない為
ある者は、互いを見つめ直し、自立した関係を築く為
二番目は賛否あるだろうが、一番目と三番目は一般的には男らしい選択なのでは無いだろうか
だが、それらの男らしい選択を主人公達が選ぶ時に、良く頭に浮かぶ台詞がある
『恋とか愛とか、そんな御託どうだっていいんですよ!
どっちが相手を支えていたっていいじゃないですか
支える相手がいて、支えてくれる相手がいる
それで人は戦っていけるんです。どんな相手とだって!』
群青の空を越えて という作品で、自分はいつまでもヒロインに甘えてばかりだと感じた主人公が、一人前の男になる為にヒロインを突き放そうとする
そんな主人公に対して後輩が言い放ったのが上記の台詞だ
主人公は男としては正しい行動をした
だが、恋愛は一人では成り立たない物である
彼女にとっては形がどうあれ、彼が側にいてくれる事こそが幸せだったのだ
正しさを追い求めようと男らしさを貫き通す事はある意味では一人よがりな場合もある
彼女を幸せにする為に彼女を不幸せにしてどうする
第三者として主人公とヒロインを見続けてきた後輩には、それが我慢ならなかった
そして言ったのが前述の台詞
相手を支えるのは確かに立派だ
男として間違いなく正しい
だが、支えられてはいけないのか
馴れ合いの関係ではいけないのか
いや、そんな事は無いと思いたい
大事なのは、そこに幸せがあるかどうかなのではないかと思う
また、俺たちに翼はない の作中に、こんな台詞がある
主人公とヒロインの関係が恋愛では無く依存だと指摘されての言葉だ
『貴方が依存って呼んでいる事も、きちんと向き合っていけば恋愛になるんです
きっかけがどうであれ、いつか真実になるのなら俺はその気持ちを信じたいんです』
別に正しい立派な関係じゃなくたって良い、支えるとか支えられるとかでは無く、共に寄り添い歩くのも一つの愛の形だと俺は思うのでした