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そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

コラム「甘酸っぱいのがお好き」

個人的な嗜好の話を少々
主人公が「好き」と一回言えば、ヒロインは「好き」と二回返してくれるような甘いやり取りが嫌いなエロゲヲタの方はそうはいないだろうが、これが甘酸っぱいやり取りとなると少々好みが分かれるのではないだろうか
だが俺は、この甘酸っぱいやり取りという物が堪らなく好きだったりする
先日、レビューを書いた Dear My friendなんかは、正に甘酸っぱさを煮しめたような作品で、プレイしていて非常に胸の奥を刺激される一作であった
さて、甘酸っぱいと言われても、ピンとこない方の為にも具体例を挙げてみよう
・どうしようもなく相手が気になるのに、その気持ちが「好き」だと気づかない
或いは、必死に気づかない振りをしようとする
・周りにヒロインとの関係を冷やかされて「あいつなんか別に好きでも何でもねえよ」と激高する
この場合勿論、本意ではない
それと激しい自己嫌悪があると尚良し
・ヒロインに好意を向けられるも、自分の中での恋愛に対する認識があやふやで上手く応える事が出来ない
・ヒロインと出掛ける事をデートだと意識した途端に言葉に詰まって誘えなくなる
・お互いに殆ど意思は通じあっているのに「好き」の一言が言えないせいで最後の一歩が埋まらない
こういう場合は、お互い同時に言おう的な流れになると最高だ
というわけでまぁ、ざっと挙げてみたわけだが
この他にも、手を繋ぐ事に対して妙にドギマギしたりするのや、自分が相手に対して抱く感情が恋なんだと自覚するような場面なんかも凄い好きだ
こういう描写はティーン向けの恋愛小説なんかでは珍しくはないが
ことエロゲとなると、煩わしさからか敬遠されがちである
確かに、さっさと甘さに満ち溢れたイチャラブを味わいたい方にとっては、この手のやり取りはうざったいだけかもしれないし、全く共感できなかったりする気持ちも分からないではない
だが、俺のように甘酸っぱさを求めて止まない人間がいるのも事実なのである
それにしても我ながら随分と物好きな嗜好だとは思うが、好きなものは好きなのだからしょうがない
きっと俺は、青臭い思春期というものが好きなんだろうと思う
それは、もう戻ってはこない遠き日の残滓に浸るかのような行為なのかもしれない
無論、俺とてエロゲのような青春時代を過ごしたわけではないが、甘酸っぱい体験の一つや二つくらいならある
そういう気持ちはこれから先も忘れたくないと思う俺でした