そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

2010-01-01から1年間の記事一覧

エロゲコラム「恋とか愛とか」

「俺は彼女に支えてもらってるだけだ」 「俺は彼女の足を引っ張っている」 「これは恋愛では無い、互いに依存しているだけだ」 主人公とヒロインが能力や立場的に釣り合わなかったり、互いの関係に主人公が疑問を持ったりした時に、上記の様な事を主人公が思…

【秋田】痛車フェスタ

まだ会場にいるわけですが とりあえずリポートを少々 東北、それも秋田という土地は、あまりヲタク文化が賑わってるとは言い難い所がありまして 今回の痛車フェスタもどうなるか予想がつかなかったのですが、意外な程に盛り上がってますね 全体の傾向として…

エロゲレビュー「刃鳴散らす」

21世紀初頭・東京 前大戦以来、南北を他国に占領され続けている日本帝国において、その名は首都としてではなく、最悪の無法都市として知られている 折しも世界はテロリズムの大流行の渦中 そんな時代にあってなお特筆すべき東京に、しかし銃声は響かない 爆…

【地元、秋田近辺の人へのお知らせ】キャラクターカーフェスタ

とりあえず秋田のヲタな車好きとして宣伝しときます イベント概要 ●キャラクターカーフェスタ 〜秋田に痛車がやってくる!〜 日時 2010年6月13日(日)10時〜16時 会場 道の駅 てんのう (天王グリーンランド) ■マップコード 88 676 379■ コスプレ可! オーディオアピール可! 痛車展示 痛単車 コスフ…

コラム「居合い抜きという魔法」

どうでも良い雑文を少々 厨二的創作物において主人公が刀剣類を用いる場合、それが日本刀である確率が7割 そして、その主人公の必殺技が居合い抜きであるのの確率もまた7割くらいなんじゃないかなと勝手に推測している慢性厨二病症状な今日この頃 というか、…

エロゲレビュー「腐り姫〜euthanasia〜」

雨の降りつづく夏の日に、深紅の着物の少女に出逢った 『少女は、腐り落ちた果実の匂いがした――』 妹と父が怪死を遂げ、記憶喪失となった主人公・五樹は、義母に連れられ故郷の町へと戻る そこで主人公は蔵女と呼ばれる、深紅の着物の少女と出逢う 少女は、…

エロゲコラム「接吻」

ちょっとしたこだわりというか好みの話を一つ エロゲにエロシーンのCGがあるのは当然なんですが、これがキスシーンのCGとなると、ちゃんとCGがある作品の割合は半分以下くらいでしょうか このキスシーンに対する個人的な嗜好の話なんですが 俺は、やっぱりヒ…

エロゲレビュー「グリーングリーン」

緑豊かな山奥に存在する全寮制の男子校『私立鐘ノ音学園』 周りは見渡す限り、緑 緑と自然に溢れていると言うのは聞こえが良いが溢れ過ぎていて人里からほど遠く、コンビニもカラオケもゲーセンといった娯楽どころか自分たち以外に人がいない、ある意味監獄…

雑記「5月を振り返って」

翼をください 私は空を駆けたいのです 翼をください 私は風と戯れたいのです 翼をください 私は鳥になりたいのです 翼をください 私は空も風も鳥も裏切りたいのです だけど翼のない俺たちは、とてものどかな国で戦闘機の本を見て満足していた ぶるっきゃおう…

厨二病コラム「オカルトVS科学」

以前、会社の上司とこんな話になりました オカルトを用いて科学と戦うのと 科学を用いてオカルトと戦うのとでは、どちらが好きか? オカルト…例を挙げるなら、魔導、魔術、気功、陰陽道、超能力とまぁ色々ありますね 対する科学の方も、レーザー兵器、サイボ…

エロゲレビュー「カルタグラ」

終戦から六年が過ぎた日本 逗子行きの列車に一人の男の姿があった 『高城秋五』 かつて警視庁に籍を置いていた男 退職した自分が逗子くんだりにまで出向くことになった理由を、秋五は膝の上に置いた新聞の見出しから思い返す 『上野連続バラバラ殺人事件』 …

エロゲコラム「十代の頃と、お父さん」

俺は20歳をとうに過ぎてからエロゲを始めとしたこっち側の世界にハマった人間です そういうわけでエロゲをプレイしていると時々 「あぁ、これは十代の頃の俺だったら良さが分からなかっただろうな」 と思わされる時があります それは主に主人公達の思考や性…

非エロゲレビュー「EVER17」

西暦2017年5月1日午後12時51分 水深51mの海中に浮かぶ海洋テーマパーク『Lemu』 ここに、何の前触れも無く7人の男女が閉じ込められた 徐々に失われる水、酸素、食料 深海に生息する未知のウィルス そして、苛烈な水圧にさらられた『Lemu』の隔壁は119時間以…

エロゲレビュー「塵骸魔京」

主人公・九門克綺は、他人との共感能力がないことに苦労しつつも、寛容な親友の峰雪やアパートの管理人・花輪の優しさに支えられて、平穏な学生生活を送っていたそんな克綺の前に次々と現れる、謎めいたヒロインたち 初めはその不可思議な言動に翻弄されるだ…

エロゲレビュー「僕と、僕らの夏」

ダムに沈む村。最後の夏休み 現実だったのかすら解らない、微かな記憶 埋めたはずの宝物 叶えられても、続かないかもしれない それでも今、抑えられないこの気持ち 心の中にあった淡い思い出、素朴な故郷の喪失 失っても、歩きつづけなければならないこと… …

エロゲレビュー「Routes」

主人公・那須宗一 ごく普通の学生生活を送る彼には、誰も知らないもう一つの顔があった 様々な場所に潜入し、その奥深くに隠された「情報」を手に入れるエキスパート そんな彼が請け負った仕事は、謎のタンカー消失事件 ありきたりの仕事だった筈のこのミッ…

エロゲレビュー「ぼくのたいせつなもの」

産まれ付き病弱で永くは生きられない運命を背負った主人公・智樹 そんな彼には冬木茉優子という憧れのクラスメイトがいた ある日、彼は彼女と約束をするがすっぽかされてしまい落胆する だが帰宅すると茉優子は何故か彼の家にいた そこで彼は衝撃の事実を知…

エロゲレビュー「らくえん〜あいかわらずな、ぼくの場合」

「僕」は、どこにでもいるフツーの予備校生 どのくらいフツーかって? ルックスC、成績オール3、草野球ならレフトで6番 青春真っさかりなのに恋人はいないし、もちろん童貞、年に2回開催される有明ビッグイベントに欠かさず行くってくらいフツーだ …まあ、一…

エロゲレビュー「パラダイスロスト」

神に見捨てられた街 呪われた奈落『失楽園(パラダイスロスト)』 法はなく、道もない 慈悲も愛も存在しない弱肉強食の世界と摂理 かつては栄華を誇った大都市でありながら、旧文明の壊滅と共に世界から孤立した失楽園――“隔離街” そこには大戦の残滓ともいう…

エロゲレビュー「CARNIVAL」

先輩のミサワ達にいじめをうけている主人公マナブは、昔から嫌な事があるとその記憶を無くしてしまう癖があった いつものようにに呼び出され屋上へ行くと、マナブへのいじめについて抗議する幼馴染のリサの姿があった 逆上したミサワがリサに掴みかかった瞬…

エロゲレビュー「R.U.R.U.R〜ル・ル・ル・ル〜 このこのために、せめ

これは、いまより未来のおはなしです 黄色かったソルのお日さまは、どんどん赤く色あせていきますし、青いシリウスも黄ばみがすすんでいくいっぽうです もともと赤かったペテルギウスなんて、今ではあとかたもありません 空いっぱいにあった星たちは、すこし…

非エロゲレビュー「ナルキッソス2」

眩しかった日のこと、そんな夏の日のこと… 1999年 15歳の夏 主人公・セツミは、入退院と通院を繰り返す日々を送っていた いつものように診察を終えて帰ろうとする途中、セツミはパジャマ姿の見知らぬ女性に話しかけられる 姫子と名乗るその女性は七階の住人─…

エロゲレビュー「パルフェ」

喫茶店『ファミーユ』 主人公の姉である恵麻が経営していた欧風アンティーク喫茶 火災により、店舗を失った休業中の喫茶店に、ブリックモールより出店の依頼が舞い込んだ 店の復興のチャンスとばかりに、散り散りになったスタッフをかき集める主人公・高村仁…

エロゲレビュー「レコンキスタ」

本州の太平洋沿岸に浮かぶ、海上ニュータウン── そこは国際的な新興住宅地として開発された人工島だったが、今では見る影もなく寂れてしまった場所 そして現在、その街を舞台にして、ある噂がまことしやかに囁かれていた 夜中にニュータウンの中をうろついて…

エロゲレビュー「ピアノの森の満開の下」

妹・櫻乃の余命が残りわずかと告げられた主人公・神森柳太朗は、 病弱な妹の最後の日々をせめて楽しく彩ろうと、二人きりの旅へと出る。 運命に導かれるようにして手に入れたチケットを手に、 SLに乗ってたどり着いた先は、山奥に建てられたちょっと不思議…

エロゲレビュー「スカーレット」

どこにでもいる学生だった主人公の明人 なんとなく過ぎる毎日に、何かを変えたいと 学校を中退し目的もなく旅行に出る そして、沖縄を旅行中に偶然知り合った、謎の多い少女しずか その出会いをキッカケに今まで憧れに過ぎなかった非日常の世界へと 明人は足…

エロゲレビュー「てのひらをたいように」

川の音が聞こえる場所 水郷の里 ぼくたちはそんなところに住んでいた 家から少し歩くと山があって、そこには大きな芙蓉の樹がある そんな風景の中でぼくたちは過ごしてきた 夏休みも近いある日 ぼくたちの通う学校に一人の女の子が転校してきた 女の子の名は…

エロゲレビュー「遥かに仰ぎ麗しの」

あの時、確かに僕は世界の果てにいた 大学を卒業して教員免許を取ったものの、教鞭をとる就職先が決まっていなかった主人公、滝沢司に上流階級の息女―お嬢様のみが通うことで音に聞こえた、『凰華女学院』から誘いが来る 一も二も無く、その誘いに飛びついた…

【コラム】アニソン三昧を聴き終えて

先日、15時間にわたって放送された今日は1日アニソン三昧を聴き終えて 胸に去来する、祭りの後の様な虚脱感、喪失感を味わっている 次は、何時訪れるのかわからない特別な時間 その時間を共有した、名も顔も知らぬ何処かの誰かとの別れ 何かが終わるという事…

エロゲレビュー「はるのあしおと」

資格を持っていながらも、学生時代から住んでいた都会では教員になれず、その上失恋してしまった主人公・樹 彼がそんな自分の境遇、そして煮え切らない自分自身に対して採った行動は、「故郷の街に帰る」という「逃避」とも言えるものでした 自然豊かな田舎…