そこに物語があれば

秋田在住、作家志望兼駆け出しエロゲシナリオライターの雑記

2011-01-01から1年間の記事一覧

雑記、私事、創作、決意「春の決心〜PCと会話する男〜」

皆様、GWいかがお過ごしでしょうか。 僕は仕事です。 とはいえ、これが今現在の職場で迎える最後のGWになります。 列車は動き出しました。 今はまだ、駅のホームへ向けて車体を移動させている段階ですが、発進はもう、まもなくです。 そういうわけで、以前軽…

雑記、私事「春、四月いろいろ」

気がつくと、いつの間にか暦の表記が卯月から皐月へ変ろうとしている今日この頃。 何気に今月に入ってからまともな書き込みをするのはこれが初めてだったりします。 それというのも少々お仕事のほうが立て込んでまして、なかなか落ち着いた時間がとれなかっ…

創作、小説、掌編「よみがえる日」

800文字文学賞は一人あたり月に二回の投稿が認められています。 本当は前回掲載した「サヨウナラの涙」だけしか投稿するつもりはなかったのですが、ニュースやら何やらを見ているうちに、ちょっと駆り立てられるものがあったので一作書き上げてみました。 何…

創作、小説、掌編「サヨウナラの涙」

800文字文学賞の三月期投稿作品です。 こちらは過去に書いた作品の手直しではなく一から書き上げました。三月ということで卒業式や別れ、終わりといった要素を意識した一作です。 全部で797文字。ギリギリですね、油断するとあっさり字数をオーバーしてしま…

創作、小説、掌編「兄と呼べた日」

「800字でつづる掌篇小説の文学賞」 なるものに先日、作品を投稿いたしましたところ、嬉しいことに二月期の佳作を頂いてしまいました。 せっかくなので作品を載せてみます。 我ながら内容が地味なのは自覚してます。 元々は、二年前ぐらい前に書いたものに手…

コラム「テレビノチカラ」

「テレビは終わコン」 近年ネット上ではこういった意見を度々目にする ネットの世界に深く浸かっているとそれが事実であるかのように錯覚してしまいがちだが、終わコンと言い切るにはテレビという媒体の影響力は未だに侮れないものを有している ネットの恩恵…

コラム「きさま、ただものではないな」

エロゲのヒロインにこだわりを持つユーザーは大勢いるだろう そして、エロゲの主人公にこだわりを持つユーザーというのも少数ではあるが確かに存在する かくいう私がそうだ 今回は、そんな私が日夜、良主人公を探索する中で発見したとびっきりの男をご紹介し…

コラム「孤独と無縁とメメント・モリ」

以前、TVか何かで精神科の先生が言っていた 「現代は孤独な人が増えたと思われがちだが、それは違う。厳密には孤独に耐えられない人が増えたんです」 孤独なんてものは昔からそこら中に転がっている ただ、そのことを知らなかったり、知ってはいても何も判っ…

コラム「おおきくなったら」

先日たまたま点けていたラジオから、こんなCMが流れていたんだ 女の子が父親に、こう質問するんだよ 「パパは大きくなったら何になりたいの?」 それに対して父親は「パパが子どもの頃の話かい?」と、返すんだ。すると娘は 「ううん、パパがもっと大きくな…

コラム「創作物への愛」

先日書いた蒼色輪廻という作品のレビューの中で、主人公が口にするインパクトの強い台詞をいくつか挙げたが、そこに書かなかった台詞の中にネタ抜きで胸にガツンときた一言ある それは彼が異世界に飛ばされた末に死地に赴く場面で口にするこの言葉だ 「たと…

エロゲレビュー「蒼色輪廻」

主人公・堂浦聡は鬱屈した日々を送る青年だった 自身の内にうねる「野望」「欲望」「コンプレックス」等のマイナスの感情をコントロールできずにいるのだ そんな彼の前に1人の少女が現れる 奇妙なコスチュームを身にまとい、主人公の心の中を覗くことが出来…

エロゲレビュー「つくとり」

古い因習と伝統に縛られた月鳥町 その町は、太古の昔、ツクトリという神とそれを祭る人間たちによって作られた この町に住む人間たちはいまなおツクトリが存在すると信じている―― 主人公・橋上郁は仕事のため武蔵野府に向かう途中、月鳥町で起こった殺人事件…

雑記「エロゲレビュアーの本気」

先日、レビュアーとしての本気を出させてもらった。 などと書くと何か凄いことをやったかのように思われるかもしれませんが、実際はたいしたことをしてません じゃあ何をやったのかと言いますと、ワタクシですね、たまたま新聞で市が主催する読書感想文のコ…

コラム「積み重なっていくもの」

先日、俺は26歳の誕生日を迎えたわけで、これでまたひとつ歳を重ねてしまった 人間五十年という言葉に倣うならば半分を過ぎたことになる おそらく、大体この辺りから歳を重ねることを疎ましく思う人が増え始めるのではないだろうか かくいう俺自身も「年齢な…

コラム「肯定するといふこと」

先日、3月のライオンという漫画を紹介したが この作品の主人公・桐山零は、生い立ちが不幸である事と学校生活でぼっちというハンデこそあるものの才能には恵まれ、外に目を向ければ人間関係も良好であり、現状を客観的に見ると、それなりに恵まれた環境にい…

雑記「エロゲーマーの俺が読む漫画 急」

気まぐれに始めたマンガ紹介も今回が最後となります トリを飾るのはこの作品 ・エロ魂!私説エロマンガ・エロ劇画激闘史/ダーティ松本 日陰の存在としてはエロゲよりも長い歴史を誇るエロ漫画の世界を描いた作品です 作者のダーティ松本氏は、その世界で古く…

雑記「エロゲーマーの俺が読む漫画 破」

さて、今回もエロゲーマーの俺が漫画を語らせて頂きます 第二回目の今回ご紹介するのはコチラ ・愛人-AI・REN-/田中ユタカ 知る人ぞ知る隠れた名作です 作者の田中ユタカさんはストレートに言ってしまうとエロ漫画家さんですね 成人向け作品を多く手掛けてき…

雑記「エロゲーマーの俺が読む漫画 序」

たまには漫画の話でも というわけでエロゲーマーの俺が独自のセンスで選んだ漫画を幾つか紹介したいと思います 第一回目の今回はこの作品 ・3月のライオン/羽海野チカ 平たく言うと将棋漫画ですね 現在もヤングアニマルにて連載中です ちなみにこの作品を知…

雑記、レビュー「最近読んだ本のレビュー」

最近読んだ本のレビューを少々 ・僕はイーグル/夏見正隆 二巻まで読了。イーグルドライバー、つまりは自衛隊所属のF15パイロット達を描いた航空アクション群像劇 主人公の一人であり、パイロットになる事だけを夢見て生きてきた風谷が昔の彼女の結婚式を見送…

コラム「殺し愛」

「さあ、愛しあおうじゃないか」 これは先日レビューを書いた竜†恋を最も象徴する台詞だ この台詞は愛の囁きであると同時に殺し合いの始まりを意味する言葉でもある 竜†恋という作品において、愛しあう事と殺し合う事は同義だ 言葉に表すなら「殺し愛」とで…

エロゲレビュー「竜†恋[Dra+KoI]」

むかし むかし まだこの世が自らの尾を噛む竜のように完全だった頃 何もかもが満ち足りてた頃 誰もかれもがひとりぼっちで完成していた頃 とあるひとりの竜が恋に狂った 竜の瞳に写ったちいさなちいさな 取るに足らない 塵にも等しい ちっぽけな命 そんなち…

コラム「ウロブチさんを語ってみた」

エロゲ業界を代表するシナリオライターの一人である虚淵玄氏が脚本を手がけたアニメ「血だまりスケッチ」もとい『魔法少女まどか☆マギカ』が今期から始まった 硬派な作風で知られる虚淵氏がよりによって蒼樹うめ女史と組んで魔法少女モノを手がけるという事…

コラム「あなたはどっち?」

俺の愛読書の一つに車を題材にした湾岸ミッドナイトという漫画があるのだが その作中に血液の代わりにオイルが体に流れてる人とガソリンが体に流れてる人という車好きを指した例え話が登場する これはどういう事かと言うと オイルが体に流れてる人=車という…

雑記「2010年を振り返って」

今更ですが、2010年のおさらいです 去年クリアしたエロゲは大体20弱 残存積みゲー数は、およそ40 決して順調な消化ペースとは言えませんでした まあ、これには大作を多くプレイしたのと、以前よりも積極的に本を読むようになったという事情もあります 読書を…